ギター初心者に毎日やってほしい3つの基礎練習

初心者向け

オンラインギターレッスンを長らくやってきた中で、ギターをこれから始めようと、熱い意気込みで買ってはみたものの、何をどのように練習すればいいか分からないという方からご相談を頂くことが多々ありました。

そういった場合、好きなアーティストや好きな曲、ギターを始めようと思ったきっかけなどをヒアリングし、その人が楽しく練習でき、徐々にステップアップできるような練習方法のアドバイスをしています。
好きな曲を練習することがモチベーションも上がり最も効果的な練習なのですが、その曲が初心者に適した曲であるとは限りません。

そこで今回は、好き嫌い関係なくギターを弾くならば避けて通れない3つの基礎練習をご紹介します。
基礎練習と聞くと拒否反応を示す方もいらっしゃるのですが、ギターには基礎がとても大切です。(ギターに限らずですが)

毎日の基礎練習の積み重ねが、あなたの上達のスピードを左右すると言っても過言ではありません。
好きな曲が一日でもはやく弾けるようになる為にも、今回紹介する基礎練習を毎日10分続けてみて下さい。
1ヶ月後、あなたのギターの腕前は飛躍的に伸びていることでしょう。

ドレミファソラシド

基礎練習1

まずはどんな楽器でもココから始まります。
ドレミファソラシドを弾いてみましょう。

使用する弦は5弦〜3弦(一番太い弦が6弦です)で5弦から始まります、フレットは2〜5フレットまでを使います。
そして肝心の指使いなのですが、

【2フレット=人指し指】
【3フレット=中指】
【4フレット=薬指】
【5フレット=小指】

と固定します。
何弦であろうが2フレットが出てきたら人指し指、3フレットが出てきたら中指で押さえるということです。

そして、ピッキングは最初はすべてダウンピッキングでかまいません。
慣れてきたらオルタネイトピッキング(ダウンとアップを交互に繰り返すピッキング)で弾いてみましょう。

この練習は狙ったポジションを正しい指で押さえ、正確にピッキングができるように感覚を両手に覚え込ませることが目的です。
左手はフレット同士の間隔や隣り合った弦の距離感、指の開き具合、弦の太さによる感触の違いなどを意識してください。
右手はピックが毎回弦を正しく捉えらるよう弦の位置関係を覚えることと、一定の強さでピッキングできているかなどに注意しましょう。

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クロマチック(縦移動)

基礎練習2

この練習は6弦〜1弦まですべての弦を使用しますが、各弦とも

【5フレット=人指し指】
【6フレット=中指】
【7フレット=薬指】
【8フレット=小指】

で弾いていきます。
ピッキングは先ほどと同じくまずはダウンピッキングのみで行い、慣れてくればオルタネイトピッキングで弾いてみましょう。

この練習での最も重要なポイントは「使っていない指の扱い」です。

6フレットを中指で押さえるとき、すでに押さえている5フレットの人指し指は離さず、5フレットを人指し指で押さえた状態のままで6フレットを中指で押さえます。

同様に7フレットを押さえる際は人指し指と中指は各フレットを押さえたままの状態になります。
小指で8フレットを押さえるときは、人指し指から小指までがきれいに同じ弦の上に並ぶことになります。
8フレットまで押さえたら中指、薬指、小指を同時に離して5フレットを人差し指で押さえます。

この練習は指の無駄な動きをなくし、スムーズな音を出す練習になります。
指が弦を押さえているときはもちろん、指が弦から浮いているときもできるだけ弦の近くで待機している状態にします。
目標は弦から3cm以内にすべての指が待機している状態です。

動画ではテンポ60で2回弾き、その後テンポが10ずつ上がり、テンポ120の速さまで徐々に上がっていきます。

クロマチック(横移動)

基礎練習3

1弦だけを使って弾くのですが、音を4つ弾くごとに左手のポジションを変えていきます。
まずは

【1フレット=人指し指】
【2フレット=中指】
【3フレット=薬指】
【4フレット=小指】

の順番に弾いていきます。(この時、2の練習方法と同じく各指はフレットの上に置いたままにします)
その後左手のポジションを1フレット分ずらし、

【2フレット=人指し指】
【3フレット=中指】
【4フレット=薬指】
【5フレット=小指】

の順番で弾いていきます。
同じ要領で小指が7フレットにくるまで繰り返しましょう。

小指が7フレットまできたら今度はこれまでとは逆に

【7フレット=小指】
【6フレット=薬指】
【5フレット=中指】
【4フレット=人指し指】

の順番で下がっていきます。
(先ほどとは違い、各指を弦の上に置いたままにする必要はありません)

上昇と下降では、下降のほうが難しく感じると思いますが、スムーズに弾けるようにゆっくりのテンポから練習してみて下さい。
また、使っていない指が弦から3cm以内の場所で待機できるよう意識してみましょう。

練習のポイント

すべての練習に共通することなのですが、最も大切なことは「正確に弾けるようにゆっくりとしたテンポから始める」ということです。
今回ご紹介した3つの基礎練習はメトロノームでテンポ60くらいから始めてみましょう。

動画ではテンポを120まで上げていましたが、速く弾くことが目的ではなく一音一音正確に弾くことが大切です。
ギターを弾く上で大切な弦やフレットの距離の感覚、指の分離、ピッキングの正確性などを身につける為のものです。
指先に意識を集中し、両手が弦を正確に捉えられているか、さらには右手と左手の動くタイミングがシンクロしているか。
これらのポイントに注目しながら練習すると、ただ漠然と指を動かすだけの練習とは比べものにならないくらい濃密な練習になってきます。

まずはゆっくり確実に弾けるように練習してみて下さい。
テンポを上げていくのは後からで全く問題ありません。

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