YAMAHA THR10試奏レポート

機材レビュー

最近多方面の方からおすすめされたYAMAHAのアンプTHR10を試奏してきたのでレビューを。

THR10

オフステージでの演奏に必要なすべてが詰まった全く新しいアンプ。
ステージ、リハーサル以外全てのシチュエーションの為にデザインされた、いわば『第3のアンプ』です。

との売り文句になっており、自宅で快適に使うという目的で制作されたアンプのようです。
確かにこのコンセプトのアンプってなかったですよね。
おかげで大人気でどこも現在入荷待ちのようです。

5種類のモデリングされたギタートーンとベース用、アコースティックギター用、フラットと8種類の音色が選択できます。
さらにディレイ・リバーブのつまみとコーラス・フランジャー・フェイザー・トレモロの4エフェクトを切り替えられるつまみの2系統が搭載されています。
そして、なんといっても最大の特徴はこの小さなボディーに2発マウントされたスピーカーですね。通常の小型アンプはスピーカー1発のみなのですが、2発搭載する事でリバーブの広がりやAUX INで外部音源をならした場合のステレオ感がまったく違います。
肝心の音色ですが、確かにこのサイズからは想像もつかないしっかりとした音圧もありつまみのききも良いので、純粋なクリーントーンからクランチ、ハイゲインのディストーションまで幅広い音色に対応してくれます。
これ1台あれば自宅で手軽にかなり気持ちよくギターを弾くことができるでしょう。
いろいろと音色をいじって遊んでみたのですが、一番気に入ったのはクランチトーンにフェイザーをかけた音でした。フェイザーの効きがよく、カッティングをしていると本当に気持ちよく弾けました。

一つ難点を挙げるとすると、このアンプの良さを出そうと思うとある程度の音量が必要になるという点です。
これはどのアンプでもそうなのですが、あまり小さい音だと音圧やアンプの特性が感じられません。
自宅で手軽に気持ちよく弾きたいけどもあまり大きな音は出せない、という環境での使用も想定して制作されていたはずなので若干辛口です。
(もちろん普通のアンプに比べるとかなり小音量での微調整ができますが、日本の住宅事情から考えるともう一歩かな)

しかし29,800円という値段とこの手軽さ、音質、自宅でギターを弾く際に必要なすべてが詰まっていると考えると、自宅用アンプを探している方にとってはうってつけかもしれません。
(個人的に自宅で手軽に気持ちよく演奏したい場合の最適解はiPad + LINE6 Mobile In + オーディオ用スピーカーかな・・・)

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