ギター弾きのための音楽理論講座7 コードブックは破り捨てろ!② コードネーム
四和音
前回の「ギター弾きのための音楽理論講座6 コードブックは破り捨てろ!① コードの正体」では、もっとも基本的なコード「三和音」が1度、3度、5度からできていると解説しました。
「三和音」の次に「四和音」というコードがあります。
1度、3度、5度、7度
で構成されます。
「三和音」
1度、3度、5度
「四和音」
1度、3度、5度、7度
規則性がありますよね?
そう、コードは
「ルートから数えて奇数の音を重ねる」
というルールがあるのです。
では、Cのコードに7度を加えてみましょう。
1度、3度、5度、はこのように押さえましょう。
Cのコードで7度は「B」の音です。
チューニングをする時、2弦の開放はBの音に合わせますよね?
先ほどのCコードに足すと。
となります。
今弾いたコードは「Cメジャーセブン」というコードです。
※ダイアグラムに出てくる「長7度」は「メジャーセブン」の日本語よみ
コードネームですべてが分かる
「Cメジャーセブン」とは
Cのトライアド(3和音)にメジャーセブンの音を加えた
という意味です。
コードの表記は「CM7」となります。
ではここで問題
「CmM7」
このコードを押さえられますか?
まず、このコードの意味を確認しましょう。
Cマイナーにメジャーセブンの音を加えたという意味です。
※小文字の「m」はマイナー、大文字の「M」はメジャーを表しています
また、長3度=メジャーサード(M3rd)
短3度=マイナーサード(m3rd)
と呼ぶことも再確認しておいて下さい
Cマイナーに
メジャーセブンの音は先ほどと同じ2弦の開放です。
はい!!
「CmM7」の出来上がりです。
「CmM7」
という表記だけ見るととても難しそうですが、一つ一つ見ていくと実はそれほど難しくもなく必要な情報がぎゅっと凝縮されているのがコードネームの特徴なのです。
コードネームにはちゃんとルールがある事が分かったと思います。
次回からはそのルールを細かく説明していきます。
正直ちょっと覚える事もありますが、コードブックを丸暗記するより100倍楽です。
コードブックを破り捨てる日は近づいてきていますよ!!