ギター初心者のための7日間練習メニュー

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この記事は、オンライン専門の音楽スクールを2010年から運営するTHE POCKETが、多くの初心者ギタリストさんへのレッスン経験をもとに作成した、ギター独学用のオリジナルメニューです。

はじめてギターにチャレンジする方が迷わず、楽しくギターをスタートできるように組み立てられた7日分のレッスンメニューで、それぞれのレッスンには練習用の動画や音源も用意されており、楽譜の読み方が分からないという方も手軽に練習することができます。

まずはギターの楽しさ、楽器演奏の楽しさを体感して、ギターを長く続けて上達していくための基礎を作っていきましょう!

プロ講師のレッスンをご自宅で

当サイトを運営するTHE POCKETは開校14年、日本で最初のオンライン専門ギター教室です。

厳選された講師陣によるマンツーマンレッスンだから、初心者の方もご自分のペースで確実に上達できます。
そのギターの悩み、聞かせてください!

詳しくはこちら

1日目 / ギターを始めた初日にやること

まずはギターを弾いてそのサウンドと「音が出る!」という感動を一緒に体感していきましょう。
数あるコードの中でいちばん簡単なコード「Em」を使うので、完全初心者の方でも10分以内には弾けるようになります。

ですが、ギターを弾く前にはどうしても避けては通ることのできない、「チューニング」というものがあります。

ギターはその特性上、弦の音が狂いやすく最低でも1日1回はチューニングをする必要があります。
これからのギターとの長い付き合いの中でチューニングは何百回、何千回とすることになるので、今のうちに正しい方法を覚えておきましょう。

チューニングの方法

チューニングは「チューナー」と呼ばれる機械を使って行います。
チューナーを取り付けて弦を弾くとチューナーの表示画面に音名が出るので、その表示を頼りに音を上げ下げしていきます。

チューナーには「クリップ式チューナー」と「接続式チューナー」の2種類があるのですが、現在の主流はクリップ式チューナーです。
使い方も簡単でお値段もお手頃なので、ギター購入時に一緒に用意しておきましょう。

ギターの弦は細い弦から順番に1弦、2弦、3弦と数えていき、それぞれの弦を下の図の音に合わせていきます。

チューニング

【チューニングの手順】

チューナーの取り付け
チューナーを洗濯バサミの要領で取り付けます
音を合わせる
6弦だけを鳴らし、液晶の表示がEを指すようにペグを回転させます
チューニングの音程
他の弦も同様に基準の音に合わせます

チューニングの方法は次のページでも詳しく解説しています。

Emコードを弾いてみる

チューニングができたらいよいよ音を出していきましょう。
ギターは左手で弦を押さえ、右手に持ったピックで弦を弾いて音を出しますが、まずは押さえ方が簡単なEmコードを押さえてじゃら〜んと音を鳴らしてみましょう。

  • 中指で、5弦(2番目に太い弦)の2フレット
  • 薬指で、4弦の2フレット

を押さえて、それ以外の弦は開放弦を鳴らします。

※開放弦とは、弦をどこも押さえない状態のことで0フレットとも言われます。
Emコードを押さえる場合、中指や薬指が隣の弦に当たって音が出ないことがよくあるので注意しましょう。

左手が押えられたらピックを親指と人差し指で軽く持ちます。

ピックの持ち方

ピックが持てたら6弦から1弦まで一気に弾いてみましょう。
こちらの動画が1日目の練習フレーズになります。

「レッスン1日目」の記事では「チューニングの方法」から「ピックの持ち方」、「コードの押さえ方」まで詳しく解説しています。
動画に合わせて弾けるようになるまで、繰り返し練習してみましょう。

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プロ講師のレッスンをご自宅で

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2日目 / 初心者におすすめのいちばん簡単なコード進行

コードを2つ覚えると、そのコードを行ったり来たりしてコード進行のある伴奏ができてしまいます。
ここでは、初日に覚えたEmと同じくらい簡単なAadd9というコードを覚えて「Em / Aadd9」というコード進行にチャレンジしていきます。

2つ目のコード Aadd9

押さえ方はEmと似ているので、押さえる場所さえ覚えてしまうとすぐに弾けるようになります。

  • 中指で、4弦の2フレット
  • 薬指で、3弦の2フレット

を押さえて、5、2、1弦は開放弦を鳴らします。

Emではすべての弦を弾いていましたが、ここでは6弦は弾きません。
そのため、本来は6弦の音がならないように左手の親指を使って音を消す「ミュート」と呼ばれるテクニックを使うのですが、少し難しいテクニックなのでここでは触れません。
仮に6弦の開放弦が鳴ってしまっても、コードの響きを損なうものではないので今は気にせずかき鳴らしてしまって大丈夫です。
(開放弦を弾かない場合、ダイアグラムでは×印で表されます)

EmとAadd9ふたつのコードは、弦を押さえている中指と薬指をただ隣の弦に移動させるだけなので、数分練習すればすぐに弾けるようになります。
コードが切り替わることで一気に曲を弾いている感覚になり、ギターを弾く楽しさも倍増していくことでしょう。

「レッスン2日目」の記事ではタブ譜の読み方の詳しい説明や、2つのコードを使った練習動画をご紹介しています。
ぜひ一緒に弾いて音楽の楽しさを実感してください。

2日目 / 初心者におすすめのいちばん簡単なコード進行 へ進む>>

3日目 / コードストロークに挑戦!

ストロークにチャレンジ!

ギターは左手で弦を押さえて音程を変化させ、右手で弦を弾いて音を出しますが、右手はただ音を出すだけでなく音楽の大切な要素「リズム」を生み出す役割も担っています。
3日目は右手を使ったコードストロークについて学び、リズムの出し方を覚えていきます。
覚えたコードをただ鳴らすだけでは飽きたらなくなったみなさんも、コードストロークを覚えることで一気に音楽の世界が開けギターの楽しさがさらに倍増してくるでしょう。


まずは右手を上から下(6弦側から1弦側)に振り下ろして弾くダウンピッキングを4回した直後に、下から上に振り上げて弾くアップピッキングを入れるストロークを練習します。
楽譜で見るだけではイメージが付きにくいので、「タン タン タン タタ」とリズムを声に出して読んでみましょう。

最初の「タン タン タン」を3回のダウンストロークで弾いて、最後の「タタ」をダウンとアップで弾きます。
「タン」ひとつと「タタ」は同じ長さの音になるのですが、言葉ではイメージしづらいので3日目の練習動画で確認しましょう。

3つ目のコード C

また、EmとAadd9のコードに加えて「C」というコードも覚えていきます。
Cコード

  • 薬指で、5弦の3フレット
  • 中指で、4弦の2フレット
  • 人差し指で、2弦の1フレット

を押さえて、3、2弦は開放弦になります。

3つのコードとコードストロークを覚えると、一気に音楽を演奏している感覚が強くなってきます。
豪華なバンド演奏で一緒に練習してみましょう。

「レッスン3日目」の記事ではコードストロークの基礎となるダウンピッキングとアップピッキングの方法、2つのストロークパターンを解説しています。

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4日目 / 弦1本だけを狙って弾く練習

コードを弾くときは複数の弦を同時に弾くため、右手は大きく動いていました。
しかし、メロディーなど1つの音だけを出したい場合、右手を小さく動かす必要があります。
「不要な弦を弾かない」というのが意外と難しいと実感できると思いますが、一歩ずつポイントを掴める練習内容になっています。

5弦だけを弾いてみる

まずは5弦の5フレットを薬指で押さえて弾いていきます。


左手は動かさないので、視線と全神経を右手に集中させながら弾いてみましょう。

ピックが隣の6弦や4弦に当たってしまわないように右手をコントロールする必要がありますが、右手に力が入りすぎないように気をつけましょう。
最初の頃は気がついたら肩から腕全体がガッチガチになっている、という方もたくさんいます。

ドレミを弾いてみる

次は「ドレミ」という3つの音だけを使った練習ですが、5弦と4弦を使うため右手が弦を移動する時の感覚も同時に身につけることができます。

5弦3フレットは薬指、4弦の2フレットは中指で押さえるというように使う指を決めておき、先に左手の場所を覚えてしまうのがポイントです。
左手は右手に比べて感覚を使いみやすいので、まずは左手を見ないでも弾けるように練習します。
左手に余裕が出てきてから右手の練習を開始しましょう。

ある程度慣れてきたらドレミのスピードを少しずつ上げていき、右手と左手の感覚を覚えこんでいきます。
練習用の動画素材を使って一歩ずつ練習していきましょう。

「レッスン4日目」の記事では弦を1本ずつ弾くための練習方法やコツを詳しく解説しています。

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5日目 / ギターでドレミファソラシドを弾いてみる

左手の押さえる位置から覚える

4日目の昨日は「ドレミ」を練習してみましたが、今日は「ドレミファソラシド」まで弾いてみましょう。
弾く弦は5弦から2弦まで、左手も人差し指と中指と薬指が目まぐるしく変わっていくのでなかなか大変になってきます。

ドレミファソラシド
練習のコツはピッキングなしで、とにかく左手で押さえる場所を覚えていくことです。
また、弦が移動しても3フレットは薬指、2フレットは中指、1フレットは人差し指という指の割り当ては変わっていません。

右手に視線を集中して練習する

まずは左手の動きだけを覚える、次に右手の動きを覚える、というように右手と左手を分けて練習していくとスムーズに練習していくことができます。
左手が押さえる場所と右手がピッキングをする場所は離れているので、同時に目で追うことができません。
まずは覚えやすい左手から覚えてしまい、そのあとで右手に視線と意識を集中させながら同時に弾いていきましょう。

ここでも練習用の動画に合わせて一緒に弾いてみましょう。

「レッスン5日目」の記事では、弾く弦が次々に変わって行く中でどうやって正確に弾いていくか。
練習のステップを解説しています。

5日目 / ギターでドレミファソラシドを弾いてみる へ進む>>

6日目 / ギターでかえるのうたを弾いてみる

せっかくドレミファソラシドの弾き方を覚えたので、その応用編としてみなさんご存知のメロディーを弾いてみましょう。

薬指と中指だけで弾いてみる

押さえる場所はドレミファソラシドで覚えた場所だけなので比較的スムーズに弾けるようになると思います。
かえるのうたが

使う指は薬指と中指だけです、まずはしっかりと左手の場所を覚えていきましょう。
(中指と人差し指でも弾けそうですが、次のメロディーが弾きにくくなるので薬指と中指を使います)

左手の場所が覚えられたら、視線を右手に集中させながらダウンピッキングで弾いていきましょう。

休符の弾き方

次は「休符」といって音を出さない場所が出てきます。
休符
休符はただ休むだけのところとして、おろそかにされがちですが音楽ではとても大切な役割を担っている音符です。
ギターで休符を弾くときは左手を少し浮かせるようにして音を切るのが基本となります。

次の動画で曲に合わせて一緒に弾いて、タイミングと感覚を身につけていきましょう。

「レッスン6日目」の記事ではメロディーの弾き方や練習方法、メロディーを弾くのと同じくらい「大切な音の切り方」などを解説しています。

6日目 / ギターでかえるのうたを弾いてみる へ進む>>

7日目 / かえるのうたで覚えるオルタネイトピッキング

ここまではダウンピッキングのみでメロディーを弾いてきましたが、ダウンピッキングにアップピッキングを組み合わせた「オルタネイトピッキング」が使えるようになると弾けるフレーズの幅が一気に広がってきます。
はじめてオルタネイトピッキングにチャレンジする方が一歩ずつマスターできるよう、段階的な練習フレーズをご紹介しています。

5弦だけでオルタネイトピッキング

まずは5弦の3フレットだけで、ダウンピッキングとアップピッキングを交互に行う「オルタネイトピッキング」で弾いてみましょう。
オルタネイト
ダウンとアップでピックの当たる角度や力加減が変わるので最初はとても弾きにくいと思います。
しかしオルタネイトピッキングはギターを弾く上では欠かせない、とても大切なテクニックなのでしっかりとマスターしておきましょう。

オルタネイトピッキングでメロディーを弾こう

オルタネイトピッキングができるようになったら弦移動を交えたフレーズを弾いてみましょう。
オルタネイトでかえるのうた
一気に難易度が上がってきますが、スピードを落としてゆっくりと練習していけば必ず弾けるようになります。

ここまでの練習フレーズが弾けるようになったら、最終日の集大成として練習用の動画と一緒に弾いてみましょう。
この動画で使われている音源はドラム、ベース、ギター、エレクトリックピアノで演奏されており、おしゃれな「かえるのうた」に仕上がっています。
バンドと一緒に演奏して、音楽の楽しさを体感してみてください!

「レッスン7日目」の記事では、ギターでメロディーを弾くためにとても大切な「オルタネイトピッキング」について解説しています。

7日目 / かえるのうたで覚えるオルタネイトピッキング へ進む>>

今後の練習方法

ギター初心者専用の7日間練習メニューをやり終えた方は、チューニング、ピックの持ち方、楽譜の見方、コードの押さえ方、ストロークの方法、メロディーの弾き方など、ギター演奏に必要な基本を一通り見てきたことになります。

今後必要な練習としては「基礎練習」があります。
基礎練習はギターを弾くために必要な指の動かし方や、ピックをコントロールする力を養います。
野球選手が毎日素振りや筋トレをするように、基礎練習は初心者だけでなく上達してもずっとやり続けるものになります。

やり方はこちらの記事でご紹介しているので、ぜひお試しください。

曲にチャレンジする場合、いきなり難しすぎる曲はせっかくのやる気を打ち砕いてしまいます。
初心者におすすめの練習曲はこちらの記事で紹介しています。


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