ギター弾きのための音楽理論講座16 リズム講座!③ リズム譜を攻略!
表の顔と裏の顔
表の顔と裏の顔持ってますか?
人間誰しも持っていると思います。
笑顔でうなずいていながら心の中では「コイツー!!」って思っているとき。
逆に裏のない人間はちょっと面白みに欠ける気もします。
裏の部分がいい意味で深い人の方が人間的な深みも出てくるんじゃないかなとも思います。
で、
何が言いたいかと申しますと。。。
リズムにも表と裏がある。
裏がしっかりしているほどリズム全体の深みが増す。
簡単に言うと「リズムは裏が重要」という事です。
裏を理解する
まず表が何かというと、「4分音符の位置」です。
そして裏は「4分音符と4分音符の間の8分音符」です。
分かりにくいので図解します。
メトロノームを鳴らして8分音符を演奏した時に、メトロノームとかぶる音を表、かぶらない音が裏。
ちなみに、8分音符の裏を「8分裏」といいます。
次に、16分音符でも表と裏があります。
赤丸が表、青丸が裏です。
ギターで弾く
なぜ、いきなり表とか裏の話ができてたかというと
・リズムでは裏が重要
という事と
・裏のリズムはアップピッキングで弾く
というギターの基本があります。
これから練習フレーズが出てきますが、「裏はアップピッキングで弾く」という事を必ず守って下さい。
正確なリズムで演奏するためにとても重要な事です。
では早速次のリズムを弾いてみましょう。
左手は4弦2フレットを押さえてください。
ピッキングは
ダウン ダウン ダウン,アップ ダウン,アップ
ダウン ダウン ダウン,アップ ダウン,アップ
の順番になります。
ここでもう一つ課題です。
ピッキングと同時に口でもリズムを発音しましょう。
リズムの呼び方は
①4分音符=タン
②8分音符=タ
です。
口で先ほどのフレーズを読むと
タン タン タタ タタ/タン タン タタ タタ
です。
ピッキングと同時に口でリズムを読む
という事がとても重要です。
もう一つ例題
1小節目は先ほどと同じですが、2小節目の2~3拍目にタイがつきました。
(タイとは=タイで結ばれた一つ目の音を鳴らしたあと、タイで結ばれた二つ目の音まで伸ばす)
タイが出てきた場合の読み方は
③タイ=ア
として呼ぶので
タン タン タタ タタ/タン タン アタ タタ
となります。
ではギターも弾いてみましょう。
ダウン ダウン ダウン,アップ ダウン,アップ
ダウン ダウン (ダウン),アップ ダウン,アップ」
2小節目の3拍目のダウンが(ダウン)になってますね。
ここは空ピッキング(ダウンストロークをするが、弦には当てない)です。
16分音符の場合
④16分音符 表=タ
⑤16分音符 裏=カ
リズムを読んでみましょう
「タン タン タカタカ タカタカ/タン タン アカタカ タカタカ」
ピッキングは
「ダウン ダウン ダウン、アップ、ダウン、アップ ダウン、アップ、ダウン、アップ/ダウン ダウン (ダウン)、アップ、ダウン、アップ ダウン、アップ、ダウン、アップ」
ダウンアップは先ほどの8分音符に比べると倍の速さになっています。
さてここまでのポイントをまとめてみましょう。
①4分音符=タン
②8分音符=タ
③タイ=ア(空ピッキング)
④16分音符 表=タ
⑤16分音符 裏=カ
ここまでがリズムの基本です。
読む事とピッキングを同時にできるよう練習しましょう
それではいくつか例題を出します。
メトロノームに合わせて読んでみましょう
例題はこちらLESSON16
次回はもう少し複雑なリズムを読んでみましょう