ギター弾きのための音楽理論講座20 「キー」を理解しよう② 番号で理解しよう

ギター弾きのための音楽理論講座

1,キーとメロディー
前回ある曲の中で最も落ち着く音がその曲のキーになると簡単に説明しました。
もう少し詳しく解説すると、キーとは統一感のあるメロディーやコード進行の基本となる音です。
次の二つのタブ譜を弾いてみて下さい。

$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog20_1

$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog20_2
①は普通のCメジャースケールです。
何の違和感もない音の並びですね。
②は5番目の音が半音上がっています。
かなりの違和感があると思います。
この5番目の音がキーから外れている事が原因で違和感を与えているのです。
Cメジャースケールの音で構成された楽曲のキーは「C」です。
「C」のキーから外れた音が鳴る事で違和感が生じる訳です。
2,キーとコード
次のコード進行をギターで弾いてみて下さい。

$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog20_3

$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog20_4
①はスムーズなコード進行ですね。
②はF#の部分でかなり違和感を感じたと思います。
①は「C」のキーで使用されるコードだけで構成された進行であるのに対し、②はF#という「C」のキー以外のコードが入っているからです。
では、Cのキーで使われるコードとは何があるのでしょうか?
答えは、Cメジャースケールの各音にCメジャースケール内の3度上の音を積み重ねたコードとなります。
はい、難しいですね~。
図解します。
$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog20_12
C D E F G A B C
まず、Cメジャースケールですね。
(今回は便宜上5弦だけで表しています)
各音にCメジャースケール内の3度上の音を重ねます。
度数の数え方が怪しい方はギター弾きのための音楽理論講座5 指板を自由に駆け巡ろう! 度数(degree)マスターへの道を参照して下さい。
Cの音の3度上は、C D E でEです。
Dの音の3度上は、D E F でFです。
このようにすべての音に3度上の音を重ねていきます。
$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog20_13
一番基本となるコードは3和音と呼ばれ、3つの音でできていましたね。
怪しい方はギター弾きのための音楽理論講座6 コードブックは破り捨てろ!① コードの正体を参照して下さい。
1度、3度、5度でできたコードが3和音と呼ばれます。
先ほど3度上の音を重ねたので残るは5度ですね。
(3度と5度の音程差は3度になります。これが3度上の音を積み重ねるという事になります)
5度の音を積み重ねます。
$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog20_14
このコードがCメジャースケールの各音にCメジャースケール内の3度上の音を積み重ねたコードとなります。
それぞれのコードネームは
C Dm Em F G Am Bdim C
この7種類のコードがキーCの曲で使って違和感のないコードとなります。
これらのコードの事をキーCのダイアとニックコードと呼びます。
(指板上のポジションもメジャーの形(ルートと3度は隣の弦の1フレット隣、3度と5度は隣の弦の2フレット隣)、マイナーの形(ルートと3度は隣の弦の2フレット隣、3度と5度は隣の弦の1フレット隣)、ディミニッシュの形(ルートと3度は隣の弦の2フレット隣、3度と5度は隣の弦の2フレット隣)と変化していますね)
指板上のポジションについて怪しい方はギター弾きのための音楽理論講座6 コードブックは破り捨てろ!① コードの正体を参照して下さい。
3,他のキーでは?
Cのキーで使える音とコードは分かりました。
では「G」のキーではどういった音とコードが使えるのでしょうか?
まずはGメジャースケールの音を書き出してみましょう。
怪しい方はギター弾きのための音楽理論講座2 スケールって何? 全音と半音を参照して下さい。
$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog20_11
これがGメジャースケールです。
(こちらも便宜上6弦だけで表しています)
これらの音が「G」のキーの曲で使用して違和感のない音です。
コードは先ほどと同じように3度上の音を積み重ねていきましょう。
$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog20_10
G Am Bm C D Em F#dim G
これらのコードが「G」のキーで使えるコードです。
(補足:一つ前の譜面で7番目のF#についていた#記号が消えていますが、2つ前のコードのFについている#
が同じ小節内なのでこの音に対しても有効になっています)
ここで、先ほどの「C」のキーで使えるコードと「G」のキーで使えるコードをよく観てみましょう。
C Dm Em F G Am Bdim
G Am Bm C D Em F#dim
1つめのコードがメジャー
2つめのコードがマイナー
3つめのコードがマイナー
4つめのコードがメジャー
5つめのコードがメジャー
6つめのコードがマイナー
7つめのコードがディミニッシュ
という風にルートの音は変わってもメジャーかマイナーかという部分は変わっていない事が分かります。
これを分かりやすくするために
Ⅰ△ Ⅱm Ⅲm Ⅳ△ Ⅴ△ Ⅵm Ⅶdim
と表記されます。
(△はメジャーの意味)
読み方は1度メジャー、2度マイナーと読みます。
(ここでの1度、2度とはCメジャースケール内でCから数えて何番目かという事を表しています)
この法則が理解できるとどんなキーでも使える音とコードが瞬時に理解できるようになります。
例えばキー「A」の場合
Aメジャースケールは
A B C# D E F# G#
です。
コードは
A Bm C#m D E F#m G#dim
となります。
ここまで理解できましたか?
次回は逆のパターン、コード進行や使われている音からキーを割り出してみましょう。
その前に今回のおさらいをかねて例題にチャレンジ
LESSON20

関連記事一覧