ギター弾きのための音楽理論講座21 「キー」を理解しよう③ キーを読み取る

ギター音楽理論

コード進行から分かる事

まずはこのコード進行を弾いてみて下さい。

あの名曲「Stand by me」のコード進行です。
A / /F#m / /D /E /A / /
とても単純なコード進行ですね。

では、この曲のキーは何でしょうか?

何となく「A」の気がしませんか?
最初も最後もAのコードですから。。。

正解です。
「Stand by me」のキーは「A」です。

もう少し詳しくみてみましょう。

まずはキー「A」で使えるコードを書き出してみましょう

A Bm C#m D E F#m G#dim
(怪しい方は前回のギター弾きのための音楽理論講座20 「キー」を理解しよう② 番号で理解しようをおさらいして下さい)

先ほどのコード進行に出てきたコードはすべてキー「A」で使えるコードに含まれている事が分かりますね。

「Stand by me」のコード進行を前回覚えた番号で表してみましょう。

Ⅰ / /Ⅵm / /Ⅳ /Ⅴ /Ⅰ / /

このように表す事ができます。

今回の「Stand by me」はAだと何となく分かったから、キー「A」で使えるコードと照らし合わせてキーが判明しました。
では、キーの見当がつかないコード進行の場合どうすればいいのでしょうか?

すぐに読み取る

次のコード進行のキーは何でしょうか?

A /B /E /B /C#m /F#m /B /E /

Aから始まってるからAのような気もするし、Eで終わってるからEのような気もするし。。。

と悩むかもしれません。

では、コードの番号の話に戻りましょう。

Ⅰ△ Ⅱm Ⅲm Ⅳ△ Ⅴ△ Ⅵm Ⅶdim

前回覚えたダイアトニックコードですね。
このコードに注目すると

マイナーのコードが隣り合っているのは「Ⅱm Ⅲm」
メジャーのコードが隣り合っているのは「Ⅳ△ Ⅴ△」

という事がわかります。

先ほどのコード進行を見てみると、AとBという隣り合った音のメジャーコードが出てきました。

この法則に当てはめるとAとBはⅣ△とⅤ△という事が分かります。
BがⅤ△ということが分かればそこからⅠ△を割り出せばキーが分かりますね。

割り出し方はギター弾きのための音楽理論講座10 コードブックは破り捨てろ!⑤ ここまでくれば8合目でもやったようにギターの指板を使います。

まずBの音は5弦2フレットにあります。
$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog21_1
この音が5度ですね。

次にメジャースケールのルートと各音の位置関係を思い出して下さい。

$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog21_2
5度の隣の弦(太い方)の2フレット低い方がルートです。

$ギター弾きによるギター弾きのためのブログ-thepocketblog21_3
Bから数えると6弦の開放になりますね。

6弦の開放はEなので、先ほどのコード進行のキーは「E」だと言う事が分かります。

ではこのコード進行のキーも見てみましょう。

F /Dm /Am /Dm /Gm /C /Dm /C /

先ほどの法則を思い出しましょう。

マイナーのコードが隣り合っているのは「Ⅱm Ⅲm」
メジャーのコードが隣り合っているのは「Ⅳ△ Ⅴ△」

この法則に当てはまる部分はありましたか?
どうでしょう?

F /Dm /Am /Dm /Gm /C /Dm /C /
GmとAmは隣り合っていますよね。

コード進行として続いて出てはこなかったのですが、よく見ると見つかります。
先ほどの法則から行くとGmとAmはⅡmとⅢmにあたります。
GmがⅡmという事はⅠ△は何でしょう?

今回紹介したキーを判別する方法はあくまでも基本中の基本です。
実際の曲の中ではダイアトニックコード以外も頻繁に使われますが、まずは基本をしっかりマスターする事から始めましょう。

先ほどの答えと、おさらいをかねた例題はこちら
LESSON 21

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