ギター弾きのための音楽理論講座10 コードブックは破り捨てろ!⑤ ここまでくれば8合目
前回、4和音の基礎的なコードをマスターしました。
頭に入りましたか?
まだ整理できていないですか?
そんな方の為にいったんまとめます。
コード関係の図解
- ダイアグラムにてそれぞれのコードの押さえ方(5弦をルートにした押さえ方)を記しています。
- 赤線の矢印がついている音が三和音の構成音を記しています。
(点線の矢印は重複した三和音の構成音です) - 青の矢印は四和音の鍵となる音です。
(メジャー7=長7度、7th=短7度)
- メジャー7はルートの半音下
- 7thはルートの1音下(メジャー7の半音下)
という音の位置関係を頭に入れておいて下さい。
続いてマイナーです
7度の位置関係は同じで3度(2弦の音)がメジャーより半音下になっているという位置関係にも注目して下さい。
コードフォームの中で各弦が何度の音なのか?という事が理解できれば、コードを瞬時に作る事ができるようになります。
コードブックを破り捨てるまで後少しです。
6弦ルート
今度は6弦にルートを持ってきた押さえ方を見ていきましょう。
まずは6弦のルートを8フレットに合わせて弾いて下さい。
このコードは「C」です。
1弦=ルート
2弦=P5(完全5度)
3弦=M3(長3度)
4弦=ルート
5弦=P5(完全5度)
6弦=ルート
となっています。
それぞれの弦の度数をチェックして下さい。
では、この押さえ方を基にCM7を弾いてみましょう。
考え方は先ほどの5弦ルートの時と同じです。
三和音+メジャー7の音です。
メジャー7の音はルートの半音下にありましたよね?
このような押さえ方になります。
ここまでOKですか?
OKならばあなたは次のコードを作れるはずです。
①6弦ルートのC7
②6弦ルートのCm
③6弦ルートのCmM7
④6弦ルートのCm7
これができていればコードマスターと言っても過言ではありません。
?
ちょっと言い過ぎました。
次回は本当のコードマスターになるためにいくつか新しいコードをマスターしましょう。
先ほどのコードの押さえ方はこちらからチェックできます
LESSON10 6弦ルート