ギター弾きのための音楽理論講座11 コードブックは破り捨てろ!⑥ m7♭5と6
実は結構使われる「m7♭5」
「Cm7♭5」(シー・マイナーセブン・フラットファイブ)
なんかややこしそうなコードですけど、よく出てくるし使われます。
必ず覚えておきましょう。
このコードは
「Cm7」の5度が♭した(半音下がった)コードです。
こうやって考えるとそれほどややこしくありませんよね?
で、
よく使う押さえ方は1弦はミュートしてしまって。
こんな感じです。
となりますが、物理的に押さえられないのでこんな押さえ方をします。
1弦と5弦をミュートしましょう。
どうですか?
理解できてきましたか?
コードの意味が理解できてくると、自分でコードが作れるという事が実感できてきたんじゃないでしょうか?
調子に乗って6(シックス)も
それではここから飛ばし気味にいきたいと思います。
「C6」
「Cm6」
「C6」は
Cのトライアド+長6度
「Cm6」は
Cmのトライアド+長6度
長6度の音がどういった音か、分かりやすい把握の仕方は「短7度の半音下が長6度」です。
つまり、7thコードを押さえて7thの音(短7度)を半音下に変更すればいいという事です。
では早速、前回覚えた5弦ルートのC7の7thの音(短7度)を半音(1フレット分)下げてみましょう。
5弦ルートのC7の7thの音は3弦にあるので
こんな感じですが・・・
どうがんばっても押さえられません。。。
いちばんベタなCを基にしています。
1弦をミュートして、3弦を6度に変更しているのです。
何か気づきましたか?
気づいたあなたは鋭い!!
このフォームではP5(完全5度)が省かれてしまいます。
しかし、気にする事はありません。
ギターでC6と言われるとこの押さえ方で問題ないのです。
(5度は省いてもOKという音楽理論のルールもあるのですが、話がそれるのでここでは触れません)
どうしても5度を押さえたい!!
5度がないと今晩眠れない!!
という方はこんな押さえ方もありです。
では6弦ルートはどうなるでしょう?
これも押さえられないのでこんな感じで
1,5弦をミュートします。
(今度は無事5度が含まれてますね)
ここまで読んでくれてありがとうございます。
かなり縦長になりましたね。
こんな時に何ですが、ここで問題
Cm6の5、6弦ルートの押さえ方を考えましょう
答えはこちら
次回はいよいよテンションコードです。
ラストスパートです!!
がんばっていきましょう!!