Day7.ベースラインを弾いてみよう

ベース

ここまではベースを演奏するうえで大切な基礎力や知識を学んできました。
最終日の今日は、これまで学んだことが活かせる実践的なフレーズで、技術を定着させていきましょう。

まずは正しい弾き方を身につけ、それぞれのフレーズを弾けるように練習してください。
フレーズが弾けるようになったら音源に合わせながら、何度も繰り返し弾いていきましょう。

最終目標は楽しく、自然と体が動き出すように演奏することです!

スタンダードナンバー風 8ビート

演奏のポイント
短い音にならないよう、しっかりと音を伸ばすことを意識します。

それぞれの小節の2拍目にある8分休符以外は、音と音の間に切れ目がありません。
特に、2弦4フレットから3弦7フレットに移動する際に音が短くなりやすいので、しっかり指を伸ばして音が切れないように注意してください。

スタンダードナンバー

ディスコ風フレーズ

演奏のポイント
長い音だけでなく、短い音が入っているのが特徴です。(2小節目のスタッカート)
右手と左手を使って音を止め、長い音と短い音の使い分けを意識しましょう。

また、スタッカートと一口に言ってもその短さはいろいろとあります。
デモ演奏を何度も聴いて、音を切るタイミングを掴んでください。

ディスコ風フレーズ

R&B 風フレーズ

演奏のポイント
スタッカートや休符など、音の長さが重要です。
ちょっとした音の長さの違いが、全体のグルーヴに大きく影響します。

16分音符も入ってきて少し難しいかもしれないですが、早いフレーズではないのでここまで来た方ならきっと大丈夫です。

ファンク風フレーズ

ロックンロール風リフ

演奏のポイント
ひとつひとつの音をしっかりと伸ばす意識が大切になります。
ロックにおいて、ドライブ感やスピード感を出すためには、何より長い音で弾くことが重要になってきます。

テンポが速いので弾くだけで必死になるかもしれませんが、まずはゆっくりの速さでフレーズを練習して、音の長さを意識しながら演奏できるようにしていきましょう。

ロックンロール風リフ

J-POP風フレーズ

演奏のポイント
コードチェンジが多くなかなか忙しいですが、スキマ無くしっかり音を伸ばしましょう。

6小節目では、4弦7フレットの手前に右肩上がりの斜め線がついています。
これは「スライド・イン」というテクニックを表しており、薬指を4弦3フレットあたりから滑らせて7フレットを弾きます。
離れたフレットの音をなめらかに弾くためや、スライド・イン特有のニュアンスを出したい時に使います。

また、3弦の5フレットから7フレットにかけて「H」の記号がついています。
これは「ハンマリング」というテクニックを表しており、人差し指で3弦5フレットを押さえて弾いたあと、ピッキングはせずに左手の薬指を7フレットに叩きつけて音を出します。

8小節目、16小節目で出てくる4弦の3フレットと3弦の10フレットは1オクターブ離れた音になり、ポジション移動も大きくなっています。
4弦3フレットの1オクターブ上の音は2弦5フレットにもあるので、こちらを使った方が楽に弾けるのですが、ここではあえて3弦を使っています。

というのも、3弦の10フレットと2弦の5フレットは音程が同じでも、弦の太さが違うため出てくる音の太さも違ってきます。
小さな違いに感じるかもしれませんが、こういった部分がフレーズのかっこよさや、楽曲全体に影響を及ぼしていきます。
J-POPにおいて使用頻度の高いフレーズなので、小さなニュアンスの違いを感じながら練習してみましょう。

J-POP風フレーズ

まとめ

7日間分のレッスンに分けて、ベースの弾き方と大切な基本をお伝えしてきました。
ピッタリ7日で終わったという方もいれば、もっと時間がかかったという方もいるかもしれませんが気にする必要はありません。
今回お伝えしてきた内容は、はやくできるようになれば良いというものではありませんし、7日間で完璧に身につけられるものでもありません。

これからベースを練習していくうえで、必ずつまづく場面も出てきます。
そんなとき、これまでの7日間の内容を知っていると乗り越えられることも必ずあります。
ぜひ頭の片隅に置いておいてください。

今回のレッスンをきっかけに、よりベースを楽しいと思っていただけたのならそれほど嬉しいことはありません。
ベースは本当に奥が深く、楽しい楽器です。
レッスンではもっともっと深く、掘り下げてベースの楽しさや技術をお伝えしています。
無料体験レッスンでお待ちしていますので、ぜひお申し込みください。

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この記事を監修した人:谷本 拓雄(タニモトタクオ)

様々なバンドやアーティストを支えるサポートミュージシャン、ベース講師として活躍中。
攻撃力のあるFunkyなプレイを中心としながらもJazz,Rock,Fusionから繊細なアコースッティックまで幅広いプレイスタイルを持ち味としながら、歌心溢れるプレイと「楽曲に貢献するベース」に定評がある。

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