ギター弾きのための音楽理論講座4 マイナースケール 「場の空気を暗くしてるのは誰だ!」
マイナースケールとは
マイナースケールを理解するために、まずはメジャースケールのおさらいから
メジャースケールとは最初の基本となる音から「全・全・半・全・全・全・半」という規則性をもった音程のならびのことでした。
ちょっと不安な方はギター弾きのための音楽理論講座2 スケールって何? 全音と半音で確認して下さい。
それでは本題です。
まずは下のタブ譜を弾いて下さい。
今弾いたのがCマイナースケールです。
メジャースケールとの違いは全音と半音の音の並び方です。
マイナースケールは「全・半・全・全・半・全・全」というならびになっています。
この並び方の違いでメジャースケールとマイナースケールの違いが出ているのです。
犯人探し
- メジャースケールは明るい
- マイナースケールは暗い
これは名前からも音の響きからも感じる事ができると思いますが、「マイナースケールは全・半・全・全・半・全・全の並びだから暗い響きがするんだ」と納得できますか?
なぜ「全・半・全・全・半・全・全」の響きだと暗くなるのでしょう?
なにか原因があるはずです。
犯人がいるはずです。
まずは次のタブ譜を弾いて下さい。
メジャースケールの3番目までの音を弾いてみました。
次のタブ譜を弾いてみましょう。
今度はマイナースケールの3番目までを弾きました。
何か気づきましたか?
3番目の音を弾いた時に明るい雰囲気や、暗い雰囲気が出てきませんでしたか?
そう、メジャーやマイナーの明るい暗いを特徴づけているのは3番目の音なのです。
「場の空気を暗くしてるのは3番目の音!」だったのです。
マイナーマスター
「やった!マイナースケールとメジャースケールの違いも分かった~」
と安心してはいけません。
ギター弾きなのであればマイナースケールを弾けるようにならなければいけません。
次のタブ譜を弾いてみましょう。
Cマイナースケールの2オクターブ分のポジションです。
ダイアグラムでも表記します。
このポジションはとてもよく使われます。
アドリブなんかでも使いやすいポジションですし、ギター代表的なフレーズの大半がこのポジションでできていると言っても言い過ぎではないと思います。
必ず覚えてください!!
では恒例のここで問題です。
問題①Gマイナースケールを弾いて下さい。
問題②Bマイナースケールを弾いて下さい。
??????
という方は
ギター弾きのための音楽理論講座3 スケールはレバレッジをかけてマスターしよう!
をチェックして下さい。
LESSON4 解答編
次回は指板を自由に駆け巡ろう! 度数(degree)マスターへの道です。