ギター弾きのための音楽理論講座17 リズム講座!④ 複雑なリズムもマスター!
休符を読む
前回は4分音符、8分音符、16分音符、タイの読み方をマスターしました。
今回はそれぞれの音符と同じ長さだけ音を出さない音符「休符」の読み方をマスターします。
休符の名前などは
ギター弾きのための音楽理論講座15 リズム講座!② リズムを理解する
を確認して下さい。
まず、それぞれの読み方。
4分休符=ウン
8分休符=ウ
16分休符=ツ
早速例題にいってみましょう。
です。
口ずさめるようになったら、ギターも一緒に弾いてみましょう。
左手は4弦の2フレットを押さえましょう
(8分音符はダウンアップの繰り返し、オルタネイとピッキングで弾きます。)
タン ウン ウタタタ/タン ウン タタウタ
ダウンの空ピッキングを赤
アップの空ピッキングを青
で表しています。
休符の入ったリズムを弾く際、この空ピッキングがとても重要になります。
今度は16分音符
それぞれの小節の2拍目と4拍目のリズムは似ていますが、2拍目は8分音符、4拍目は16分音符と16分休符で構成されているという点に注意して下さい。
ギターで弾くと
タカタカ タンタカ タカタカ タツタカ/タカタカ タタンカ タカタカ タタツカ
(ダウンアップの繰り返しで弾いて下さい。
青文字はアップの空ピッキング、赤文字はダウンのか空ピッキングです)
16分音符の組み合わせ
16分音符を組み合わせる事で様々なリズムを表現することができます。
ここでは、
①音符
②読み方
③ピッキングの順序
( )で囲まれた部分は空ピッキングです
でひとつずつ紹介していきます。
ここに出てくるリズムは基本的なものです。
ここでマスターしておくと今後譜面を読む時などにとても役立ちます。
しっかりと練習しましょう。
休符が入ったバージョンもあります。
タ ツ タ カ
ダウン (アップ) ダウン アップ
※最後の二つは付点16分休符が用いられていますので付点部分の読み方は「ン」となります。
タイでつながったら/長くなったら
先ほどの例題はすべて1拍の中で完結していました。
2拍にまたがるバージョンもあります。
タ カ タ カ ア カ タ カ
ダウン アップ ダウン アップ/(ダウン) アップ ダウン アップ
タ カ タ カ アン タ カ
ダウン アップ ダウン アップ/(ダウン アップ) ダウン アップ
タイで伸ばした部分を「ア」や「アン」と読みます。
今度は長い音符です。
2分音符
2拍伸ばす音符です。
読み方は
タン アン
4分音符2個分伸ばすと考え、2個目の4分音符は「アン」と読みます。
ここまでくればかなりの種類の音符を読めるようになったと思います。
後はこれらのリズムをすぐに読めるよう自分のものにしましょう。
練習フレーズを用意しましたので、スラスラ読んで弾けるようになるまで練習しましょう。
慣れてきたらメトロノームに合わせて下さい。
最後にはカッティングのフレーズも入っています。
難しいですががんばりましょう。
LESSON 17
次回はメトロノームとの上手なつきあい方について。