ギター弾きのための音楽理論講座26 理論でアドリブ!!④
ペンタトニックからの卒業
今回のお題となるコード進行
C /Am /F /G /
このコード進行は「key=C」です。
キーが分からない方は
ギター弾きのための音楽理論講座21 「キー」を理解しよう③ キーを読み取る
を参考にして下さい。
さて、このコード進行ではどんなスケールが使えるでしょう。
代表的なものに
「Cメジャーペンタトニックスケール」
「Cメジャースケール」
があります。
Cメジャースケールはドレミファソラシドの事ですね。
「ペンタトニックのフレーズは結構覚えたんだけど、メジャースケールのフレーズは覚えてないからアドリブはできないや・・・」
なんて落ち込まないで下さい。
メジャースケールが使える場面では、メジャーペンタトニックのフレーズが応用できるのです。
というのもこの二つのスケールは兄弟みたいなもので、メジャーペンタトニックスケールに4度と7度を加えたものがメジャースケールなのです。
青が7度
赤が4度
この形でメジャースケールを捉えるとペンタトニックのフレーズも使えてとても便利です。
この二つの加えられた音をうまく利用する事で、ペンタトニックからの卒業ができてしまうのです。
卒業試験
「うまく利用する事で」といわれてもいきなりは難しいと思います。
そこで、例題フレーズをいくつか。
EX-1
ペンタトニックのフレーズの中に4度が一回だけ出てきました。
それだけで雰囲気が変わった事が「お分かりいただけたでしょうか・・・」
EX3
メジャースケールは、スケール内の音を順番に弾いていくだけでもフレーズになります。
EX-4
スケール内の音を上がったり下がったりしながらリズムにも変化を加えましょう。
メジャースケールはどんな曲でアドリブをする場合でも基本となる部分です。
よーく慣れておきましょう。
最後にお題コード進行でのアドリブを譜面におこしてみました。C Am F G
参考までにどうぞ。