ウクレレ初心者が知っておくべき5つの基本

ウクレレ

ウクレレって見た目も音もかわいくて、自宅やアウトドアでポロロン〜と弾くには最高の楽器ですよね。
特に夏はあのサウンドが暑さを癒し、ハワイの風を運んできてくれるので、猛暑が続く日本の夏の新しい風物詩として定着してほしいものです。

また、ウクレレは楽器本体の大きさも音量もコンパクトなので、「これから楽器をはじめてみたいけど、保管場所やご近所さんの目や耳が気になる」という方にもおすすめです。

この記事ではオンラインの音楽スクール「THE POCKET」を運営する筆者が考える、ウクレレの魅力と初心者さんに知っておいて欲しい基本知識を解説していきます。

ウクレレってどんな楽器?

ウクレレはギターと比べるととても小さな楽器で、ギターが全長約100cm、横幅30cm〜40cm程度なのに対して、ウクレレは全長55〜70cm程度、横幅20〜25cm程度しかありません。

ウクレレのサイズ、ギターとの比較

楽器としての構造はギターとほとんど同じで、ヘッド、ネック、ボディーという各パーツにペグ(糸巻き)、ナット、フレット、サドル、ブリッジなどの部品で構成されています。

ウクレレの各部名称

弦の本数もギターが6本なのに対し、ウクレレは4本しかないので出せる音域も狭くなっています。
(ギター=4オクターヴ弱、ウクレレ=2オクターブ強)

ウクレレの音域、ギターとの比較

ウクレレの種類と違い

ウクレレとひと口に言っても、大きさや使われている木の材質などによってたくさんの種類があるのですが、ここでは代表的なソプラノ、コンサート、テナーという3つの種類をご紹介していきます。

ソプラノ、コンサート、テナー

この3種類のウクレレででいちばんの違いは「大きさ」です。
大きさが違うと音質や音量はもちろん弾きやすさまで変わってくるのですが、それぞれに独自の魅力があり「どの種類がいちばん良い」ということは言えません。
自分の求めるサウンドや弾き心地にあった種類を選ぶことになります。

ですが、初心者の方が「求めるサウンド」と言われても困ってしまうと思うので、まずはそれぞれの大まかな違いを知って最初の1本を選ぶ目安としましょう。

サイズの違い

まずは3種類の大きさの違いを、次の4つのポイントに注目して見ていきましょう。

  1. 全長:ヘッドの先からボディーの先までの長さ
  2. フレット数:フレットとはネックに付いている金属のバーのこと
  3. ナット幅:ナットとはネックの先端にフレットと並んで付いている、白いバーのこと
  4. スケール:「弦長(ナットからサドルまでの距離)」のこと

ウクレレの種類ごとの特徴

種類/項目 全長 フレット数 ナット幅 スケール
ソプラノ 約55cm 15f 約3.5cm 約35cm
コンサート 約62cm 20f 約3.5cm 約38cm
テナー 約68cm 19f 約3.6cm 約43.5cm

ソプラノ→コンサート→テナーの順に「全長」「スケール」も大きくなっていくのが分かります。

※ここでは日本の老舗ウクレレ専門店KIWAYA商会さんのプライベートブランド「Famous」のソプラノウクレレ【FS-5G】とコンサートウクレレ【FC-4】、同じくKIWAYA商会さんのプライベートブランド「LUNA」のテナーウクレレ【No.92T】で比較しています。

ウクレレやギターでは「スケール」という言葉をよく耳にしますが、2つの意味がありここでは「弦長(ナットからサドルまでの距離)」のことを指しています。
スケールが長くなるにつれて弦の張りが強くなり音も硬い印象になると同時にフレットとフレットの距離も広くなっていくので、弾きやすさにも影響が出てきます。
ギターと比べるとウクレレのフレットとフレットの距離はとても狭いので、ギター経験者にはスケールの長いコンサートやテナータイプのウクレレの方が弾きやすく感じます。

もうひとつのスケールの意味はこちらでくわしく解説しています。

音の違い

ここまではスペック的な観点から違いをみてきましたが、次はいちばん大切な音の違いをチェックしておきましょう。
KIWAYA商会さんの商品紹介動画を参考にしてみましょう。

ソプラノ FS-5G
コンサート FC-4
テナー No.92T

ウクレレの音を表現する時に「コロコロしている」という言葉がよく使われますが、この3つの中ではソプラノの音がいちばん「コロコロしている」イメージに近く、いわゆる「ウクレレらしい音」がしていました。
コンサートの音は少しきらびやかな印象になっており、透明感を感じさせるサウンドになっていました。
テナーはコンサートのきらびやかさに加え、ボディーの大きさからかくるふくよかでリッチな印象を受けるサウンドでした。

値段の違い

あとは気になるお値段ですが、今回取り上げた3機種では ソプラノ < コンサート < テナー の順で高くなっていきますが、もちろん値段の高いソプラノ、お手頃価格のテナーなども存在しています。

ソプラノ FS-5G
コンサート FC-4
テナー No.92T

必要なアイテム

絶対に必要なアイテム

ウクレレを演奏するうえで絶対に用意しておきたいものに「チューニングメーター(チューナー)」があります。
ウクレレなどの弦楽器はその特性上、音程が狂いやすいので演奏前や演奏中などこまめに「チューニング」する必要があります。
慣れてくれば自分の耳だけでチューニングすることも可能ですが、初心者のうちは正しいチューニングを身につけるためにも必ずチューナーを用意しておきましょう。

チューナーにはいろいろな種類がありますが、今の主流はヘッド部分にはさんで取り付ける「クリップ式チューナー」です。
1,000円〜3,000円程度で購入できるのでウクレレ本体と同時に用意しておきましょう。

あれば便利なアイテム

クリーニングクロス

練習をしていると、手の汗や皮脂がウクレレの弦やボディーについて汚れてしまいます。
汚れを放置していると楽器を傷める原因にもなるので、練習後は専用のクリーニングクロスでさっと乾拭きしてあげましょう。

スタンド

ウクレレを立てかけておくスタンドがあると定位置が決まって保管もしやすくなるうえ、お部屋のインテリアにもなって最強です。
スタンド自体もかわいく、おしゃれなものがたくさんあるのでお部屋の雰囲気に合うスタンドを選んでみると楽しいのではないでしょうか?

徐々に買い揃えたいアイテム

ウクレレの弾き方を教えてくれる教則本や楽譜も、自分の上達ペースに合わせて買い揃えていくと楽しく練習が続けられます。
教則本や楽譜は初心者向けから上級者向けまでたくさんの種類が出ているので、自分のレベルにあったものかどうかよ〜くリサーチしてから購入するようにしましょう。
弾きたい曲の楽譜を買ってみたけど難しすぎて弾けなかったなんてこともよくあります。

また、今ではYouTubeでウクレレのレッスン動画がたくさん公開されているので、まずは初心者向けの動画で練習するという方もたくさんおられます。
人気ウクレレYouTuber、ガズレレさんのチャンネルは登録者数が15.5万人(2021年6月時点)となっており、初心者向けの動画が多数公開されています。

ガズレレさんの動画で基本を学んでから、自分に合った教則本や楽譜を買うという方も多いのではないでしょうか。

チューニングの方法

ウクレレを手にしていちばん最初にしなくてはならないのが「チューニング」です。
チューニングが正しくできていないと、どんなに正確に演奏しても調子はずれになってしまい、気持ちよくウクレレを楽しむことができません。

ウクレレの基本的なチューニングは4弦からG(=ソ)、C(=ド)、E(=ミ)、A(=ラ)の音に合わせていきます。

ウクレレのチューニング

チューナーをウクレレのヘッドに取り付けて弦を弾くと、今鳴っている音の高さが液晶画面に表示されます。

チューナーの取り付け

4弦をチューニングする場合、チューナーの表示がG(=ソ)より低けれペグを巻いて弦を張り、低ければ緩めて音を下げます。
4本の弦を1本ずつチューニングしていくので、慣れるまでは少し時間がかかりますがコツを掴めれば1分もかからずにチューニングができるようになります。

詳しいチューニングの手順はこちらの記事でも解説しているので参考にしてください。

基本のコード

チューニングができたらいよいよウクレレをポロロンと鳴らして、そのサウンドを楽しんでいきましょう。

ウクレレの楽しさを実感するためにはやはり「コード」を弾くのが最善の方法だと思います。
いきなりコードを弾くとなると少し難しそうに感じるかもしれませんが、ウクレレには指1本で押さえられるコードもあります。
まずはCコードを押さえてみましょう。

C

ウクレレCコード

薬指で1弦の3フレットを押さえて、4本の弦を右手の親指で4弦から順番にポロロンと弾いてみましょう。
これだけでCコードが弾けてしまいました!!

Cコードが簡単に弾けてしまったという方は、FコードとG7コードにもチャレンジしてみましょう。

F

ウクレレFコード

中指で4弦の2フレット、人差し指で2弦の1フレットを押さえます。

G7

ウクレレG7コード

中指で3弦の2フレット、人差し指で2弦の1フレット、薬指で1弦の2フレットを押さえます。

F、G7ともに指で押さえている弦とどこも押さえていない弦、4本全部の弦が鳴っていることを確認しましょう。

この3つのコードは「3コード(スリーコード)」と呼ばれ音楽の根幹を作るとても重要なコードで、この3つのコードだけでできている曲もたくさんあります。
今回は子供の頃に誰もが聞いたことのあるこちらの曲にチャレンジしてみましょう。

きらきら星(Twinkle Twinkle Little Star)

きらきら星 ウクレレ 楽譜

コードの切り替わり(コードチェンジ)が多いのですが、テンポがゆっくりなのでそれほど忙しくは感じないと思います。
いちばん上の段と3段目はまったく同じコード進行で、2段目の1〜2小節目と3〜4小節目も同じコード進行になっているので、覚えるパートも実はとても短くなっています。

右手は1、2、3、4のリズムに合わせて親指で弾いていき、慣れてきたら下の音源に合わせて一緒に弾いてみましょう。

音源:きらきら星(Twinkle Twinkle Little Star)

とてもシンプルな曲なので、初めてでも30分もかからずに弾けるようになる方もおられます。
もし簡単にできてしまった方は、こちらの記事で他のコードやコードチェンジのコツも解説しているので参考にしてみてください。

まとめ

「ウクレレ初心者が知っておきたい5つの基本」はいかがでしたか?
ここまでしっかりと読んでいただいた方は、あとはひとつずつ自分に合った練習を重ねていくことでそう遠くない未来にウクレレを自由に楽しめるようになっているでしょう。
あなたの楽しいウクレレライフを絶賛応援しています!!

また、ウクレレの演奏をちゃんとプロから教えてもらってしっかりと弾けるようになりたい!という方には当スクール「THE POCKET」のオンラインレッスンもおすすめしています。
ZoomやSkypeを使ったオンラインレッスンなので、時間や場所に縛られずいつでも、どこからでもプロの講師からリアルタイムのマンツーマンレッスンが受けられます。

インターネットやYouTubeでもたくさんの情報が無料で得られるのですが、その反面、今の自分に合った情報かどうかを見極めることがとても難しくなっており、情報の波に飲み込まれてしまっている方もたくさんおられるのが現状です。

プロの講師があなたの今のレベルや、弾きたい曲、目標を理解したうえで、今何をすれば良いのか、ひとつずつ丁寧にレッスンしています。
マンツーマンレッスンに興味のある方は、お気軽に無料体験レッスンから初めてみてください。

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