ギター弾きのための音楽理論講座37 分数コードって実は便利

ギター音楽理論

分数コードって実際の楽曲では良く出てきますよね。
「C/E」とか「Dm7onG」などなど・・・
こういったコードをみると拒否反応を起こしてしまう方多いですよね。
分数コードの使い方や、意味合いは奥深く様々な場面で使われているのですが、今回はギタリストが覚えておくと便利な方法にしぼってご紹介しましょう。

分数コードの仕組みを理解しよう

先ほど出てきたコード「C/E」も「Dm7onG」も表記は違いますが、意味合いは同じものです。
手前のアルファベットがコードを表し、後ろのアルファベットがベース音を表します。

C/E
C:E

Dm7onG
Dm7onG

これらのコードをギターで押さえると
C/E
c:e2

Dm7onG
Dm7onG2
こんな感じですね。

普通のコードを分数コードに置き換えてみる

皆さんおなじみのCM7(Cメジャー7)というコードも分数コードだと捉えるとおもしろい事が分かります。

CM7

なんと「Em/C」という分数コードに書き換える事ができてしまいます!!

これがどのようにギタリストにとって便利なのかと言うと。
CM7のコードでバッキングする場合、Emのコードを押さえてバッキングしてもいい
という事になるのです。

バンドで演奏する場合はベーシストが「C」のベース音を弾いてくれるので、ギタリストは上のコード部分だけに専念できるのです。

ギターアレンジに応用してみる

この考え方で「CM7 /Em /F /Dm7 」というコード進行にギターのバッキングをつけてみましょう。

このコード進行だけをみるとこのように弾きたくなると思います。
form1

しかし、分数コードの考え方で見てみると最初の2小節、後ろの2小節で共通している音があります。
sinkou

最初の2小節はEmのフォームで押さえ、後ろの2小節はFのフォームで押さえていればいいのではないかと考えられます。
form2
先ほども書いた通り、バンドで演奏する場合はベース音をベーシストに任せてしまいギタリストはこのような方法でバッキングするだけでも、バンド全体としてはしっかりとコード感を表現する事ができてしまいます。

では、実際の音を聞いて確かめてみましょう。
前半2周は普通にコードチェンジをして弾いて、後半2周は今回の考え方から導きだされた押さえ方で弾いています。
chord2

全体の進行感は損なわれずに、雰囲気は変わっていましたね。
これはどちらが正解といった訳でもありません。
曲にあったアレンジをすることが大切なので、曲にあうアレンジを考えられるセンスや引き出しの数を身につける事が重要です。

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