ギター弾きのための音楽理論講座13 コードブックは破り捨てろ!⑧ さよならコードブック
コードのまとめ
三和音
四和音
テンションコード
などを勉強してきました。
それぞれのフォームと各弦が何度のコードトーンなのか?
マイナーとメジャーの違い、7th系コードの意味。
などなど。
コードの意味は理解できていますか?
フォームを丸暗記するのではなく、それぞれの音の役割を頭に入れる方が数倍速くコードがマスターできるという事が分かってもらえたと思います。
これを覚えたらいよいよコードブックとさよなら
コードの形を覚えたら、後は5、6弦の各フレットの音名を覚えるだけ。
覚えた時がコードブックを破り捨てる時です。
なぜ5、6弦の各フレットの音名を覚えるとコードブックが必要なくなるのか?
Dはこのフォームをそのまま2フレット上に上げただけです。
5
5弦の5フレットはDの音です。
Dの音をルートにしてメジャーのフォームを押さえている
ため、Dというコードが完成しています。
これはスケールにおいても同じ事が言えますね。
参考>>ギター弾きのための音楽理論講座3 スケールはレバレッジをかけてマスターしよう!
さあ、覚えて下さい!!
すぐには無理ですよね・・・
そこで良い練習方法。
・Cの音から4度進行で音を弾いていく。
ルール
- 6弦の任意の音を弾いたすぐ後に5弦の同じ音を弾く。
- 先ほど弾いた音の4度上にあたる5弦を弾き、6弦の同じ音を弾く。
- 先ほど弾いた音の4度上にあたる6弦を弾き、5弦の同じ音を弾く。
- ②③を繰り返す
4度進行とは「Cの4度上はF、Fの4度上はB♭、B♭の4度上は~」というふうに4度上の音を次々と弾いていく事です。
まとめるとこんな感じになります。
C(6弦8フレット、5弦3フレット)、F(5弦8フレット、6弦1フレット)、B♭(6弦6フレット、5弦1フレット)~
と弾いていきます。
音名だけで4度進行を表します。
上のフレット図を見ながら弾いていきましょう。
最終的には表は見ないで、自分が何の音を弾いているかを理解しながら弾いていって下さい。
4度進行
C,F,B♭,E♭,A♭,D♭,G♭,B,E,A,D,G
最初は単音で大丈夫。
なれてくれば任意のコードで弾いていきましょう。
5、6弦の音名もコードフォームもマスターでき、一石二鳥です。
最後の関門
次のコード進行が何も見ずに弾けたら迷わずコードブックを破り捨てて下さい。
(あ、破る際は自己責任でお願いします・・・)
- D/Bm/G/A
- A/C#7/F#m/E/A/Bm/C#m/D E/
- E/EM7/E7/A/G#m7/C#m7/F#m7/B7
- Fm7(9)/B♭7(13)/E♭M7(9)/C7(♭13)
※これまでのシリーズで触れていないコードも出ていますが、一度ご自身でフォームを考えてみて下さい。
4度進行の練習方法のタブ譜と問題の答えはこちらLESSON13
とりあえず「コードブックは破り捨てろ!」シリーズは終了します。
次回からはコード以外の音楽理論をギタリスト目線で解説していきます。
お楽しみに!