ギター弾きのための音楽理論講座 番外編(ハーモニクス)
ネタ切れなのか?!
ギター弾きの為の音楽理論講座というタイトルでやってるのになぜハーモニクス?
ネタ切れか?!
という指摘が出てきそうですが、決してそのような事はありません。。。
ナチュラルハーモニクス
まず代表的なハーモニクスとしてナチュラルハーモニクスがあります。
これはどのようなテクニックかというと
- 人指し指で1弦の12フレットの真上に軽く触れる(普段指板を押さえる場合とは違い、フレットバーの真上に触れます)
- その状態で軽くピッキング
- ピッキングしたら人指し指を離す
どうでしょう、きれいになりましたか?
言葉で表すと「ピーン」ってイメージの音ですかね。
同じような押さえ方で弾いていくと2~6弦の12フレットでもハーモニクスは出ます。
あと、7フレット、3フレット、5フレット上でもハーモニクスは出るのですが、3、5フレットあたりはちょっと練習が必要かもしれないです。
それでは下の譜面をハーモニクスで弾いてみましょう。
懐かしのチャイムになりました。
ピッキングハーモニクス
もう一つ重要なのがピッキングハーモニクスというものです。
これはロックなんかでよく使われてますね。
とりあえず5弦の3フレットを押さえて下さい。
(左手は普通に押さえるだけです)
ポイントは右手のピッキングにあります。
- まずは普通にダウンで弾いて下さい
- そのままのフォームでピックの弦にあたる部分をギターのボディーに押し付けて下さい
(右手の力は完全に抜きます) - そうするとピックが親指からほとんど出ていない状態になります
- この状態でピッキング
こんどは「キーン」という音が出ます。
出ましたか?
そう簡単には出ないと思います。
出るまでフォームの微調整をしましょう。
ピックで弦を弾いた後すぐに親指が弦に軽く触れる
という流れで音が出ます。
この事を頭に入れて練習してみましょう。
あ、アンプは軽く歪ませた方が出やすいです。
ピッキングハーモニクスのネタ
ピッキングハーモニクスが上手く出るようになったら、ピッキングの位置をネックよりブリッジよりとずらしてみましょう。
音が変わるのが分かると思います。
少しずつずらしながら、連続して弾いてくとちょっとトリッキーな、フランジャーのような音になります。
アップでのピッキングハーモニクスも可能です。
同じ原理で、親指の変わりに人指し指で弦に軽く触れます。
なれてくるとオルタネイトで全部ピッキングハーモニクスなんて事もできます。
先ほどのフランジャー的な弾き方と合わせて弾くと、かなりインパクトのある音が出せます。
興味のある人はディストーションを効かせまくって弾いてみて下さい。