ギター歴1ヶ月でも弾ける?!おすすめ練習曲【エレキ編】
エレキギターを始めたばかりだけど、とりあえず何か曲を弾いてみたい!!
基礎的な練習も大切ですが、そればかりだと楽しさも半減してしまいますよね。
こちらの記事では、オンラインギターレッスンのTHE POCKETでギターを初めて、1〜3ヶ月目の生徒さんが実際にチャレンジしてきた楽曲の中から、エレキギター初心者におすすめの入門曲11曲を厳選してご紹介していきます。
それぞれの曲のおすすめポイントや練習方法もあわせて解説していくので、気になる曲があれば是非チャレンジしてみてください!!
アコギ初心者におすすめの楽曲はこちらの記事でご紹介しています。
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世界が終わる夜に / チャットモンチー
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
ゆっくり | 半音下げ | バンドスコア |
【おすすめポイント】
メロディー、オープンコード、アルペジオの3つの弾き方がバランスよく含まれた曲。
またそのどれもがシンプルな弾き方で、初心者の方が幅広くテクニックを身につけるのに最適です。
テンポがゆったりとしているので、イントロのメロディーも指使いを覚えれば曲に合わせて弾いて楽しめます。
コードはシンプルなオープンコードばかりで、初心者の壁になるFコードなどのセーハコードも出てきません。
まずはイントロ、Aメロ、Bメロなどパートごとに区切って練習していき、パート練習ができたら曲に合わせて弾いてみましょう。
エレキギターの醍醐味が手軽に体感できます。
DOLL / SCANDAL
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
弾きやすい | レギュラー | バンドスコア |
【おすすめポイント】
曲の大半がパワーコードだけで弾けてしまうので、初心者の方がエレキギターの楽しさを体感しやすい楽曲です。
間奏部分ではエレキギターでいちばん大切なテクニック、「チョーキング」も使われています。
また、この曲では音を短く切る部分や、休符が使われている部分が多くあるので、右手と左手を使ったミュート(音を消す)がポイントになってきます。
音を出すことに比べて音を切ること(ミュート)はおろそかにされがちなのですが、音楽においてはとても大切な部分なのでしっかりと意識して練習しましょう。
曲に合わせて演奏するときはリズムを体で感じて、軽快な演奏を目指しましょう。
Cメロ部分ではセーハコードを使ったアルペジオも出て来るので、こちらの記事を参考にチャレンジしてみてください。
ギター初心者のゆく手を拒む最大の関門「Fコード」をきれいに鳴らすためには、4つのコツがあります。 オンラインギターレッスンのTHE POCKETを運営する筆者が、20年以上のギター講師経験の中で伝えてきた、Fをきれいに、簡単に鳴らすためのコツと練習方法を包み隠さずお伝えしていきます。 ...
終わらない歌/THE BLUE HERTS
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
早い | レギュラー | バンドスコア |
【おすすめポイント】
パワーコードと低音弦の短音弾きだけで弾ける、シンプルながら愛され続けるロックの名曲。
演奏自体はシンプルなのですが、テンポが早いため素早い左手と右手の動きが求められます。
まずはイントロの2小節のパターンから練習していきます。
左手がスムーズに動くまで何度も弾いて、動きや指板上での距離感を体で覚えていきましょう。
この時、いきなり早いテンポから練習すると細かな動きや正確さが身につかないので、ゆっくり、確実に弾ける速さにスローダウンして練習していきます。
サビは4小節のコード進行を繰り返しているだけなので簡単ですが、ここでもゆっくりの速さで確実にコードを切り替えられるように意識します。
Aメロ部分では低音弦を使ったメロディーのようなバッキングパターンが出てきますが、リズムがあやふやになりやすいので、「1 2 3 4」のリズムをしっかりと感じながら弾けるようにしたいところです。
ソラニン / ASIAN KUNG-FU GENERATION
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
弾きやすい | 半音下げ | バンドスコア |
【おすすめポイント】
ドラマチックな展開が弾いていてとても気持ち良い楽曲です。
シンプルなメロディーの単音弾きとオープンコードで曲の大半が構成されていますが、間奏部分では「オクターブ奏法」と言われるこちらもエレキギターでよく使われるテクニックが出てきます。
オクターブ奏法の弾き方やコツはこちらの記事で詳しく解説しています。
オクターブ奏法とは、1オクターブ離れた2つの音を同時に弾く奏法のことで、1つの音だけで弾くよりも音に厚みが増すので、ギターソロはもちろんメロディーやバッキングなど様々な場面で使用される、ギターには欠かせないテクニックのひとつです。 オクターブ奏法のポイント オクターブ奏法は、...
イントロやAメロでは、一つの音を1小節や2小節伸ばす部分が多く簡単そうに見えます。
しかしここでは「音を伸ばす=簡単」と考えず、音を伸ばしている間もしっかりとリズムを感じておくことが大切です。
そうすることで次の音をタイミング良く出せるようになり、安定感のある演奏に繋がります。
ブラッドサーキュレーター / ASIAN KUNG-FU GENERATION
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
早い | レギュラー | バンドスコア |
【おすすめポイント】
疾走感にあふれるリズムと一度聞いたら耳から離れないメロディーが特徴です。
イントロのメロディーは薬指と人差し指だけでも弾くことができるので、まずはどの指でどのポジションを弾くのか、しっかりと把握してから練習しましょう。
指使いがあやふやだと、スピードを上げた時に指が追いつかなくなります。
伴奏部分ではパワーコードを主体としながら、オクターブ奏法、ブラッシング、ブリッジミュート(パームミュート)といったエレキギターの基本テクニックが使われています。
どれも難しいテクニックではないのですが、曲のテンポが速いので合わせて弾けるようになるまでには少し時間がかかるでしょう。
まずはテンポを落としてゆっくりと練習し、徐々にスピードアップを目指してください。
遠回りなように感じるかもしれませんが、この練習方法が結局はいちばんの近道です。
Day Tripper / The Beatles
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
弾きやすい | レギュラー | ギタースコア |
【おすすめポイント】
誰もが一度は耳にしたことがあるであろう、ザ・ビートルズの初期の代表曲です。
ギターを弾くなら遅かれ早かれ、このギターリフは避けては通れなくなるでしょう。
リフをスムーズに弾くためには指使いをしっかりと頭に入れることと、5弦の2フレット→4弦の2フレットと続く箇所(異弦同フレットとも言われます)での人差し指の使い方がポイントになってきます。
間奏のギターソロもとても有名なフレーズなので、ぜひ弾けるようになりたいところです。
チョーキングの部分でしっかりと音程を上げるためには、指先だけで弦を押し上げるのではなく手首の回転を使うという、チョーキングの基本を頭に入れて練習してみましょう。
他にもセーハコードやブリッジミュートなども出てきますが、曲全体に占める割合はとても少なくなっています。
20th Century Boy / T.Rex
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
弾きやすい | レギュラー | ギタースコア |
【おすすめポイント】
こちらの曲もリフが有名で、テレビなどで耳にした方も多いのではないでしょうか。
シンプルながらパワフルなリフは、Eコードで弾く「ジャカジャー」の部分のピッキングスピードと、6弦の0、3フレットを弾く時にいかに弦をしっかりと鳴らすかがポイントになってきます。
素早く、力強いピッキングを目指しましょう。
Aメロ部分ではロックンロールの定番スタイルとなっているフレーズも出てきますが、1曲を通してとてもシンプルなギターが特徴的です。
楽譜の弾き方にとらわれず、曲が持つパワフルな雰囲気を再現していきたいところです。
It’s My Life / Bon Jovi
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
弾きやすい | レギュラー | ギタースコア |
【おすすめポイント】
この曲を聞くとなかやまきんに君が思い浮かぶという方の方が多いかもしれませんね。
ほとんどの部分がパワーコードだけで弾けてしまうシンプルな曲なのですが、重厚な響きを出すために6弦と5弦の3フレットを人差し指で同時に押さえるなど、少し特徴的なコードフォームが使われています。
また、イントロやギターソロでは「トーキングモジュレーター」という特殊なエフェクターがかけられており、普通に弾いただけでは同じようなサウンドにはなりませんが、手に入れるには特殊すぎるエフェクターなのでここでは少し目をつぶっておきましょう。
「トーキングモジュレーター」なしで弾いても十分にかっこいい演奏ができます。
ギターソロもシンプルな演奏ですし、曲全体を通してとても弾きやすい曲なので大きな音で弾いてロックスター気分を味わいましょう。
Brain Stew / Green Day
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
弾きやすい | 半音下げ | ギタースコア |
【おすすめポイント】
A G F# F E のコード進行(すべてパワーコード)だけで弾けてしまう曲です。
今回ご紹介している曲の中でいちばん簡単かもしれません。
ひたすら同じコード進行を繰り返していますが、曲の展開に合わせてブラッシングを入れたり音を伸ばすなど、エレキギターでの表現方法を体感するにはうってつけです。
とりあえずエレキギターで曲を弾く感覚を味わってみたい、という方にはかなりおすすめです。
1日の練習で弾けるようになった初心者の方もたくさんいました。
American Idiot / Green Day
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
早い | レギュラー | ギタースコア |
【おすすめポイント】
テンポがかなり早いので、慣れるまでは大変ですが弾けるようになるとめちゃくちゃ爽快な1曲です。
まずはイントロのパワーコードリフが弾けるように、テンポを落として何度も弾いてポジションを左手に覚え込ませましょう。
目をつぶっていても左手を動かせるくらいまで感覚的に覚え込まないと、原曲のテンポで弾くのは難しいかもしれません。
しかし、ここを乗り切ってしまえばこの曲の大半が弾けてしまうので、焦らずじっくりと取り組んでください。
また、ギターソロではオクターブ奏法が使われておりここでも左手の移動が忙しくなりますが、とにかくゆっくりのテンポから練習し、徐々にスピードを上げていきましょう。
この練習方法は初心者だけに限らず、上級者にとっても最も有効な方法です。
Girlfriend / Avril Lavigne
テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|
弾きやすい | レギュラー | バンドスコア |
【おすすめポイント】
シンプルなコード進行をパワーコードでガンガンと攻めていく、純粋にロックの楽しさを味わえる曲です。
Aメロのギターフレーズはベースとのユニゾン(ベースと同じフレーズを弾く)になっており、休符がアクセントになっています。
休符部分で音をスパッと切れるかどうかが、この部分のかっこ良さを左右します。
特にこの曲のような歪んだ音色では、音をきれいにに切ることが難しくなるので、普段の練習からしっかりとアンプで音を鳴らして練習しましょう。
(普段アンプに繋いで練習していないと、いざアンプから音を出したら思っていたのとぜんぜん違うなんてこともよくあります)
部分練習で細かな部分をしっかりとクリアしておくと、曲に合わせて弾くときに細かいことを気にせず思いっきり楽しむことができます。
まとめ
エレキギター初心者におすすめの入門曲、11曲をご紹介してきました。チャレンジしてみたいお気に入りの曲は見つかりましたか?
アーティスト名 | 曲名 | テンポ | チューニング | 楽譜 |
---|---|---|---|---|
チャットモンチー | 世界が終わる夜に | ゆったり | 半音下げ | バンドスコア |
SCANDAL | DOLL | 弾きやすい | レギュラー | バンドスコア |
終わらない歌 | THE BLUE HERTS | 早い | レギュラー | バンドスコア |
ASIAN KUNG-FU GENERATION | ソラニン | 弾きやすい | 半音下げ | バンドスコア |
ASIAN KUNG-FU GENERATION | ブラッドサーキュレーター | 早い | レギュラー | バンドスコア |
The Beatles | Day Tripper | 弾きやすい | レギュラー | ギタースコア |
T.Rex | 20th century boy | 弾きやすい | レギュラー | ギタースコア |
Bon Jovi | It's My Life | 弾きやすい | レギュラー | ギタースコア |
Green Day | Brain Stew | 弾きやすい | 半音下げ | ギタースコア |
Green Day | American idiot | 早い | レギュラー | ギタースコア |
Avril Lavigne | Girlfriend | 弾きやすい | レギュラー | バンドスコア |
難易度で曲を選ぶことはとても大切で、今の自分にとって難しすぎる曲だといつまでたっても弾けるようにならず、モチベーションが下がる原因にもなります。
ですが、「弾きたい」と思える曲でなければ練習するモチベーションも上がってきませんので、ここのバランスはとても難しいところです。
今回ご紹介した曲でチャレンジしてみたい曲が見つからなければ、あえて難易度は無視して自分の弾きたい曲にチャレンジする方法もありだと思います。
実際のギターレッスンでもあえて難しい曲にチャレンジする方もおられますが、どうしても難しすぎる部分は原曲の雰囲気を壊さない程度にアレンジしながら練習しています。
まずは1曲を通して弾けるようになり、「曲が弾けた!」という感動を味わってほしいと思います。
一度その感動を味わってしまうと、少し難しい曲でもどんどんチャレンジできるようになり、自然と上達していくものです。