これからギターを始める人が覚えておきたい5つの事

新着音楽情報, 練習方法

春ですね。これから新生活を迎え、新しい事にチャレンジしようと考えている方も多いのではないでしょうか。その中でもギターは昔から根強い人気があり、老若男女問わずチャレンジする方が多い楽器です。

少し古いデータですが年間28.6万本のギターが国内で製造され、国内で36.5万本販売されているそうです。(販売本数が製造本数を上回っているのは、ギターにはフェンダーやギブソンなど輸入ものが多い為ですね)

平成10年の経済産業省 雑貨統計年報より
国内販売の内訳・エレキギター21.1万本 ・アコースティックギター15.4万本が年間で販売されているそうです。興味のある方はリンクのP16をどうぞ

ものすごい数ですよね。もちろん年間36.5万人がギターを始めているという訳ではないのですが、1/4が初めてギターを購入する人に販売されているとしても年間約9万人がギターを始めているという計算になりますね。
そんな9万人の方が始めてギターを購入する時に知っておくと良い事や、購入後どうやって練習するのかをまとめてみたいと思います。

1、ギターの種類

大きく「アコースティックギター」「エレキギター」の2種類に分類されます。

「アコースティックギター」
アコギ

弦の振動をボディーが響かせ、サウンドホールと呼ばれるボディー中央の丸い穴から音を出す事で、豊かな音色を届けるという楽器です。

アコースティックギターにはさらに「フォークギター」と「クラシックギター」と大きく2つの種類が存在します。
「フォークギター」にはスチール(鉄)製の弦が張られておりきらびやかな音がし、「クラシックギター」にはナイロン製の弦が張られており、甘くソフトな音色になっています。
しかし、一般的に「アコースティックギター」や「アコギ」と呼ばれる場合は「フォークギター」を指す事が多くなります。

「エレキギター」
ストラトキャスター

弦の振動をピックアップと呼ばれる磁石の入った装置が電流に変換し、アンプで増幅しスピーカーから出します。なにやら話がややこしいですが、エレキギターはそれ単体では残念な音しかせず、アンプと呼ばれる装置が必要になってきます。ここがアコースティックギターとの一番大きな違いです。

またエレキギターにはその形状により

  • ストラトキャスター
  • レスポール
  • テレキャスター

などの種類があります。

エレキギターの詳細は以前のエントリを参考にしてみて下さい。

2、楽器の選び方

まず、アコースティックギターにするのか、エレキギターにするのかが大きなポイントです。ここではギターで「どんな曲を弾きたいのか」「どんな事をしたいのか」で考えましょう。

アコースティックギター
・フォークギターはジャカジャカとコード弾きをし、歌の伴奏に用いられるのが一般的です。
ゆずやコブクロ、ミスチルなどの弾き語りをしたいという方は迷わずフォークギターを選びましょう。

・クラシックギターの場合、その名の通りクラシックのギター曲を演奏する事に適しており、代表的な曲としては「禁じられた遊び」がありますね。比較的メロディーを弾くことが多くなります。

エレキギター
エレキギターはアンプに繋ぐことでクリーンな音から激しく歪んだ音まで多彩に出せる楽器です。
エレキギターはアコースティックギターに比べて弦も押さえやすく、いろいろな音が出るので様々なジャンルに対応できます。ギターでロックがやりたい、とりあえずギターを始めてみたいという方はエレキギターを選びましょう。
ストラトキャスター、レスポール、テレキャスターなど種類も豊富でそれぞれ音の違いがあるのですが、全くの初心者にはどれが自分の好みの音なのかも判別しづらいと思います。見た目や好きなアーティストが使っているものと同じ形だからという理由で選んでも問題ありません。

3、ギターを始める時に必要なもの

・チューナー
アコギ、エレキを問わず必ず必要なものが「チューナー」です。遠い昔は音叉でチューニングしていましたが、今ではデジタルチューナーがギターの音をマイクで拾い、音が合っているかどうかを画面に表示してくれます。初心者でも安心ですね。(iPhoneなどのスマホでもチューナーアプリはたくさん出ています)

・ピック
クラシックギターは指で弾くので必要ありませんが、フォークギター、エレキギターには必需品です。
形はティアドロップ型やおにぎり型などがあり、厚さも0.5mmくらいから2mmくらいまで幅広くあります。とりあえずティアドロップ型の0.8mm位を選べばOKです。

・アンプ、シールド
エレキギターはアンプとセットで音を出すものです。そしてギターとアンプを繋ぐものが「シールド」と呼ばれる専用のケーブルです。
家での練習用アンプは10W〜40W(ワット)くらいのものでとりあえずは良いでしょう。
アンプにはボリューム調整のつまみがついていおり、目盛りは1〜10までありますが、練習用アンプでも目盛りを2まで上げるとご近所さんの苦情を気にする必要が出てきます。あまり大きなアンプは日本での自宅練習には向きません。
シールドは3mもあれば我々一般市民の自宅では十分です。

とりあえず以上のものが揃えば、あとはギターの練習を開始するのみです。

4、TAB譜の読み方

ギター用の楽譜にはTAB譜という専用のものがあります。
五線譜と違い横線が6本あるのが特徴で、冒頭に「TAB」と縦書きで書かれています。横線それぞれがギターの弦を表しており下から6弦(太い弦)〜1弦(細い弦)となります。またそれぞれの横線に数字が書かれており、その数字が押さえる場所です。
(押さえる場所の事をフレットと呼びます)
TAB譜

上のTAB譜は最初の音は5弦の3フレットを左手で押さえて5弦を右手で弾くという意味です。
3つ目の音は3弦の0フレットを弾くという意味で、左手は何も押さえずに3弦を右手で弾きます。
(0フレットを弾く事を「開放弦」を弾くと言う場合もあります。)

5、練習方法

ギターと必要なものを購入し、いよいよギターを練習するという時に周りに教えてくれる人がいればいいのですが、誰も教えてくれそうな人がいない場合は教則本が必要になります。
初心者用の教則本はたくさん出ており「10日でマスター!!」や「猿でも弾ける!!」的な題名の本が多いですが、書かれている内容はどれも同じようなものです。最初に練習する事はだいたい決まっていると言う事ですね。
購入する教則本は初心者向けのものであればどれでもいいのですが、思うように上達しないからと言って教則本のせいにして次から次に買い替えるのは避けましょう。何しろ書いてある内容はだいたい同じなのですから。

内容はドレミファソラシドを弾いてみるところから始まり、コードを押さえてジャカジャカとストロークで弾いてみるといった内容がほとんどでしょう。

教則本だけではわかりづらいという事であればギター教室に通う事も大切な選択肢です。経験豊富な人から教えてもらう事で、上達のスピードは確実に変わります。また、自分の知らなかった音楽やアーティストを紹介してもらえるなど、音楽そのもを深く知るきっかけにもなるでしょう。

最後に

ギターが弾けるようになる為に最も大切な事は、本人のやる気と練習です。
最初は思うようにいかず投げ出したくなる時もあるでしょう。しかし練習次第で誰でも弾けるようになるのがギターの良さです。上達して自分の好きな曲を弾けるようになった時の楽しさは格別です。是非その楽しさを味わって下さい。

ほら、とっても楽しそうでしょ。

関連記事一覧