ギター弾きのための音楽理論講座24 理論でアドリブ!!②
メジャーペンタトニックスケールでアドリブ
今回もGのブルースで使えるネタをやっていきます。
G7/C7/G7/ /
C7/ /G7/ /
D7/C7/G7/D7/
前回も触れましたが、このコード進行では
Gマイナーペンタトニックスケール
Gメジャーペンタトニックスケール
が使えます。
使い方としてはGマイナーペンタトニックスケールだけでアドリブするもよし、Gメジャーペンタトニックスケールだけでするもよし、混ぜて使うもよし。
混ぜて使う場合に一番簡単な方法は、1~8小節目までをメジャーで弾いて、9~12小節をマイナーで弾くというものです。
とてもメリハリがつけやすい方法です。
では、がんばって~。
美味しい組み合わせ
ではあまりにも放置プレイな感じだし理論的ではないのでちょっと美味しい方法を披露します。
まずはそれぞれのスケールを度数で表します。
・Gマイナーペンタトニックスケール
Root m3rd P4th P5th 7th
・Gメジャーペンタトニックスケール
Root M2nd M3rd P5th M6th
ここで注目してほしいのがGマイナーに無くて、Gメジャーにある音です。
M2nd M3rd M6th
の3つの音が肝になります。
言い換えると
M2nd M3rd M6thの3つの音がメジャーの雰囲気を出している
ということです。
マイナーペンタトニックスケールとメジャーペンタトニックスケールを使い分けるとどうしても、それぞれのポジションを行ったり来たりするだけの間抜けなアドリブになる場合が多いです。
ただ自分のペンタトニック手癖フレーズをポジションをずらして弾いているだけ。
マイナーのフレーズ、メジャーのフレーズってものを意識して弾けていないということです。
先ほどの3つの音が肝になる、という事が分かるとマイナーペンタトニックスケールの中にうまくメジャーのフレーズを潜り込ませたり、その逆もできるようになります。
ポジションを確認しておきましょう。
緑=M2nd
青=M3rd
赤=M6th
です。
さぁ!!
このポジションを使っていい感じでアドリブをしよう!!!
ってのも無責任なので、お手本フレーズをのせておきます。
参考にして下さい。
アドリブはフレーズをパクって自分のものにした者勝ちです!
次回もアドリブに役立つネタを理論的に解説します。
お手本フレーズ
BLUES_minor&major
(先ほどのダイアグラムと照らし合わせながらフレーズを確認して下さい。)