【ギター上達のコツ】毎日の練習を習慣にする方法

ギターを弾く全ての人に, 初心者向け

ギターが弾けるようになるための、たったひとつの本質的なコツをお伝えします。

それは
「毎日練習すること」
これに尽きます。

分かりきったことかもしれませんが、これがなかなか難しいもの。
「毎日練習するぞ!」と決意しても、仕事で疲れきった日も、気分が乗らない日もあるでしょう。

そこで大切なのが「習慣化」です。

ギターを弾くことが習慣になると、歯を磨くような気軽さでギターが弾けるようになり、逆に弾かないと気持ち悪く感じるようになってきます。
習慣化されるとギターを弾くことがどんどん楽しくなり、自然と上達していきます。

今回は毎日練習することの大切さと、ギターを弾くことを習慣にするための5つの秘けつをお伝えします。

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毎日練習することの大切さ

ピアニストであり、ポーランドの初代首相でもあったイグナツィ・ヤン・パデレフスキは

「一日練習を怠ると自分には分かる。
二日怠ると批評家に分かる。
三日怠ると聴衆に分かってしまう。」

Wikipediaより

という言葉を残しています。
一流の音楽家であっても、練習しない日があると腕前が落ちてしまうのです。

せっかく練習して3歩進んでも、1日練習をしないと2歩下がってしまい、次の日にまた3歩進んでも、3日間で4歩しか進んでいないことになります。
逆に毎日3歩ずつ進むと3日間で9歩進む計算になります。

毎日の習慣で差が出る

これを1年間続けると単純計算で
毎日練習すると1095歩
1日おきに練習すると182歩
進む計算になり、実に6倍もの差ができてしまいます。

もちろんこんな単純計算通りにはいきませんが、毎日練習することの大切さはイメージできるのではないでしょうか。

また、初心者のうちは自分の上達が実感できるとモチベーションも上がりますが、実感できないと徐々にモチベーションも下がり、ギターを弾くことが楽しくなくなってきます。
最悪の場合「挫折」が待ち構えています。

上達するためにも、挫折しないためにも毎日の練習はとても大切なのです。

習慣化するための具体的な方法

人間の意思の力はそれほど強いものではありません。
ダイエットをする、運動をする、勉強をする。
これまでに何かを決意しても、1週間も経たずに辞めてしまった経験はありませんか?

毎日練習するためには意思の力だけでは難しいので、「習慣化」がポイントになります。
ギターの練習を習慣にするための具体的な方法をみていきましょう。

目標を決める

まずは目標を決めましょう。
ここでのポイントは、目標のハードルを上げすぎないことです。

目的は「習慣化」なのですから、

  • 「難しい曲を弾けるようになる!」
  • 「毎日1時間練習する」
  • 「教則本を1冊終わらせる」

といった大きな目標にする必要はありません。

「1日5分だけ練習する」
のような毎日簡単にクリアできそうな目標にしてください。

それも難しそうであれば
「1日1回ギターのチューニングをする」
でも大丈夫です。
まずはギターに触ることからはじめてください。

また、仕事などで毎日練習できないと分かっている場合は、最低でも週4回を目標にしてください。
メンタリストダイゴさんのブログで紹介されているビクトリア大学の研究では、週3回未満より、週4回以上と設定したほうが習慣が身につく確率がはるかに高かったそうです。

日々の目標が決まったら、ゴール地点も決めます。
ロンドン大学の研究では50日〜60日で難しいことも習慣にできるという結果が出ています。
50日〜60日は約8週間、今から8週間後をゴール地点に定めて、日々小さく積み重ねてください。

自分にとって心理的なハードルにならないよう、毎日確実に達成できる目標を決めましょう。

環境を整える

どんなに簡単な目標を決めても、やっぱり気分が乗らないときはあります。
そんな時にギターがすぐに弾けない状態だと余計にやる気がなくなってしまうので、事前にその壁を取り払っておきます。

ポジティブ心理学の第一人者ショーン・エイカー氏は「20秒ルール」というものを提唱しています。
できるだけ準備にかかる時間と手間を減らし、いつもより20秒早くとりかかれる環境をつくることが習慣化には大切だと言うのです。

ギターがすぐに弾ける状態とは

  1. ギターを弾くためのイス(場所)が決まっている
  2. ケースから出した状態でギタースタンドに立てかけてある
  3. 必要な機材がすぐ手の届くところにある
    (クリップチューナー、教則本や楽譜、ピック、アンプとシールド、ヘッドホンなど)

です。

イスに座ってギターに手を伸ばし、5秒で弾きはじめることができる。
そんな環境を目指しましょう。

トリガーを設定する

〇〇をしたらギターの練習をする。

この〇〇がトリガー(きっかけ)です。

例えば

  • 朝食を食べたらギターの練習をする
  • 着替えをしたらギターの練習をする
  • ニュースステーションを観たらギターの練習をする

など、すでに習慣となっている行動をトリガーにしてギターの練習につなげていきます。

「毎日ギターの練習をする」だけでは、「いつ」という具体性に欠けてしまいます。
トリガーを設定することで、「いつやるか」も明確になってきます。

練習メニューを決める

いつ練習するかが決まったら、次は「何を」練習するか決めましょう。
毎日「さて今日は何を練習しようか」と考えていては大変です。

  • 新しい曲を覚える
  • 教則本を進めていく
  • 基礎練習を行う

など、内容は今の自分のレベルにあった適切なものを選んでください。
練習メニューが今の自分のレベルに合っていないと、いつまでたっても前に進めず、成長も実感できないため練習が辛くなり挫折する原因になります。

また、練習メニューにはゴールが見えることも大切です。
1曲、教則本1冊、基礎練習の目標テンポなど、ゴール地点が明確にあると途中でしんどくなっても「ここまでこれた、あとこれだけだ!」と自分を奮い立たせることができます。

YouTubeのレッスン動画も便利ですが、コンテンツの数が多すぎて自分のレベルに合ったものを選ぶことが難しく、ゴール地点もイメージしづらいいので習慣化には不向きです。
習慣化とは別の目的で有効利用しましょう。

練習メニューの設定はとても大切です。
慎重に行ってください。

まとめ

簡単な目標を決め、すぐに練習にとりかかれる環境を整え、行動に移るトリガーを設定し、自分のレベルに合った練習メニューを決め、ダメ押しでツールを使う。
ギターの練習を習慣化するための具体的な方法をお伝えしてきました。

作家のマーク・トウェインは

前進する秘けつは始めることだ。
始める秘けつは複雑で膨大な作業を扱いやすい小さな作業に分けて、最初のものから始めることだ。

と言っています。

まずは簡単な目標を決めることからスタートしてください。
その一歩が習慣化につながり、ギターが弾けるようになるという大きな目標につながっていきます。

また、本気で習慣化させてギターを弾けるようになりたいという方には、ギターレッスンを受けることをおすすめします。

「自分のレベルに合った練習メニュー」という難しいテーマについても、経験豊富な講師が一緒に考えてくれるので失敗する確率がグッと下がります。
さらに、1週間に1回のようなペースでレッスンを行えばそれ自体が習慣になるうえ、次のレッスンまでに課題を終えようと毎日の練習も目的が明確になります。

ギターレッスンを受けるとなるとハードルが高いと感じるかもしれません。
「環境を整える」の項目でもご説明した通り、ギターレッスンを受けること自体が大変だと長続きしません。

私が運営するTHE POCKETのオンラインギターレッスンなら、ご自宅でプロのトレーナーからマンツーマンでレッスンが手軽に受けられます。
本気でギターを弾けるようになりたいとお考えの方はぜ検討してみてください。

まずはお気軽に、無料体験レッスンにお申し込みください。

参考
ジェラルド・クリックスタイン(2018) 成功する音楽家の新習慣 ~練習・本番・身体の戦略的ガイド~
メンタリストDaiGo(2019) 短期間で〝よい習慣〟が身につき、人生が思い通りになる! 超習慣術

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