ハッピーバースデーを次の誕生日会で弾いてみよう

初心者向け

おめでとうございます!!
もうすぐあなたの大切な人のお誕生日が近いのですね?!

大切な人のお誕生日にはぜひ「Happy Birthday to You」をギターで弾き語ってあげたいですよね。
あなた1人で歌うもよし、パーティーの参加者全員で歌うもよし。

今回はお誕生日の定番ソング、「ハッピー バースデー」をさくっとギターで弾き語ってもらえるようにシンプルな伴奏をご紹介します。
さらに「せっかくだからちょっとカッコいいところも見せたい!」という欲張りなあなたのために、ちょっとした小技もご紹介します!

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使うコードは3つだけ

「ハッピー バースデー トゥー ユー」はとてもシンプルな曲で、使うコードは「A」「E」「D」の3つだけです。
まずは3つのコードの押さえ方をみていきましょう。

A

A

人差し指で4弦の2フレット、中指で3弦の2フレット、薬指で2弦の2フレットを押さえて5弦から1弦までを弾きます。
この時、5弦と1弦はどこも押さえずに「開放弦(0フレット)」の状態で弾きます。

本来6弦は音が出ないよう、ネックの上から回り込ませた親指を使ってミュートをするのですが、難しい場合はあまり気にせずに弾いてしまいましょう。
(6弦の音がなってしまってもコードの響きを損なうことはありません)

E

E
中指で5弦の2フレット、薬指で4弦の2フレット、人差し指で3弦の1フレット押さえて6弦から1弦までを弾きます。
6弦、2弦、1弦は開放弦の状態で弾きます。

D

D
人差し指で3弦の2フレット、薬指で2弦の3フレット、中指で1弦の2フレットを押さえて4弦から1弦までを弾きます。
4弦は開放弦で弾き、6弦と5弦は親指などでミュートします。
ここでも6弦と5弦のミュートが難しい場合はあまり気にせずに弾いてしまいましょう。

シンプルなストロークで弾いてみよう

使うコードがわかったところで早速弾いていきたいのですが、2つ注意点があります。

1つめは、この曲のリズムが「3拍子」でできているということです。
「3拍子」とは1小節が3拍で出来ており「1 2 3 /1 2 3 」のリズムになっています。

私たちが普段耳にする大半の曲は「4拍子」のリズムで出来ており、「1 2 3 4 /1 2 3 4 」とカウントしているので違いに注意しましょう。

2つめはハネたリズムになっているということです。
ハネたリズムとは「タッタ タッタ タッタ」のリズムで、ハネていないリズムは「タタ タタ タタ」となります。
これに関しては曲を歌うと自然とハネたリズムになるので、あまり意識せず素直に歌のメロディーに合わせてリズムをとりましょう。

それでは歌に合わせてコードを弾いていきます。
シンプルに1小節に3回のダウンストロークだけで弾いていき、途中の名前を入れて歌う部分ではストロークはストップして音を伸ばします。

シンプルなストローク

【参考音源】

少しカッコいいストロークで弾こう

ダウンストロークだけでは物足りない、もう少し「イイ感じ」で弾きたいという方はこちらのパターンで弾いてみましょう。

少しカッコいいストローク
【参考音源】

3回目のダウンストロークの後にアップストロークが入ったパターンです。
声に出して歌うと「タン タン タッカ」のリズムになります。
より3拍子のノリが出やすいストロークパターンになっています。

また、7、9、10小節目の音符には「ウネウネした矢印」が書かれていますが、これは「ジャラ〜ン」と弦をバラバラにストロークしてくださいという記号です。
音を伸ばすところやその直前でこのストロークをいれることで、より表情豊かな伴奏ができるようになります。

また、弾く弦にメリハリをつけるというテクニックを使うとよりいっそうカッコいいストロークになります。
まずはこちらの参考音源を聞いてみてください。

【参考音源】

前半と後半どちらもAコードを弾いているのですが、前半は6〜1弦すべてをストロークしています。
後半は、最初のダウンストロークは低音弦(5、4弦)のみを弾いて、あとは全部の弦をストロークしています。

ストロークにメリハリをつける方法

このように、弾く弦にメリハリをつけるだけでかなり印象が変わってくるのです。
(5、4弦だけしか弾いてはダメというシビアなものではないので、低音弦あたりを弾くというアバウトなイメージで弾きましょう)

しっとりとアルペジオで弾いてみよう

これまでのストロークは、どちらかというと盛り上がった演奏に向いている弾き方でした。
もう少ししっとりと、大人な雰囲気を演出したいというときには、難易度は上がりますがアルペジオの伴奏にチャレンジしてみましょう。

ハッピーバースデー トゥーユー アルペジオ

【参考音源】

左手はストロークの時と同じくコードを押さえます。
右手はピックで弾いても良いのですが、親指・人差し指・中指の3本で弾くスリー・フィンガーのテクニックを使うと弾きやすいかもしれません。
また、指で弾いた方がサウンド的にもしっとりとした雰囲気が出せるでしょう。

イントロをつけてみよう

ここまでの伴奏に余裕がある方はイントロにもチャレンジしてみてください。

ストロークのイントロ

コードのトップノート(コードの中でいちばん高い音)を変化させて弾くことで、メロディーを聞かせるフレーズです。

イントロ ストロークバージョン

【参考音源】

譜面上では弦を細かく弾き分けるようになっていますが、コードの変わり目だけ指定のトップノートを鳴らすことが出来たら十分に雰囲気は出せます。

アルペジオのイントロ

メロディーとコードをしっかりと聞かせることができる弾き方です。
この弾き方が発展していくと、ソロギターと呼ばれるギター1本でメロディーとコードを弾く奏法につながっていきます。

イントロ アルペジオ

【参考音源】

出だしの音はハンマリングを入れて少しおしゃれ感をアップしています。

最後に

3つの伴奏パターンとイントロのアイデアをご紹介してきました。
実際に大切な人の前で歌う時は、余裕を持って弾けるパターンで伴奏するようにしましょう。
伴奏に精一杯になってしまい「歌もギターも中途半端」というのが最悪のパターンなので、歌に気持ちを込めて余裕を持って歌えるパターンを選び、しっかりと練習しておくことが大切です。

ギターの伴奏がシンプルなものでも、大切な人のために一生懸命練習したという事実とあなたの気持ちは必ず伝わるでしょう。

あなたの大切な人とあなたが、幸せなお誕生日を過ごせることをお祈りしています。

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