ギター弾きのための音楽理論講座35 スケールマスター③ ミクソフレーズ
ミクソリディアンのフレーズ
前回のギター弾きのための音楽理論講座34 スケールマスター② ミクソリディアンではミクソリディアンというスケールの仕組みを解説しました。
その中で
①どういう場面で使えばいいのか?
②どんなフレーズを弾けばいいのか?
という疑問が出てきました。
①どういう場面で使えばいいのか?
に関してはコードが7thの時。
②どんなフレーズを弾けばいいのか?
に関しては7thコードのルートの1音下を意識したフレーズと解説しました。
今回は「7thコードのルートの1音下を意識したフレーズ」、ミクソリディアンらしいフレーズを紹介します。
今回はG7のコードで使えるGミクソリディアンのフレーズです。
使用するポジションは前回も出てきた「よく使われるCメジャースケールのポジション」です。
赤丸がG7のコードのルートに対して1音下の音=重要な音です。
黒丸はCメジャースケールのルートです。Gの音ではないので注意して下さい。
(このポジションの最低音6弦の3フレット、はGの音です。最低音から順番に弾いていったスケールがミクソリディアンとなります)
まぁ、あまり難しい事は考えずに以下のフレーズを弾いてみましょう。
phrase1
とても単純なフレーズですが、Gの1音下を意識するというお約束が守られていますね。
phrase2
フレーズを弾く際は上記のダイアグラムと照らし合わせながら弾いて下さい。
フレーズの中でどの音が重要な音(7thの音)なのか意識しましょう、この作業が後々とても役に立ちます。
phrase4
さて、4つのフレーズを紹介しましたが、それぞれのフレーズのどの音が「G=ルート」の音でどの音が「重要な音=ルートの1音下」か確認できましたか?
隠れた主役
先ほど紹介した4つのフレーズには実は隠れた主役が存在します。
それはG7に対して4度の音です。
フレットの場所で示すと
3弦の5フレット
1弦の8フレット
です。
いわゆるミクソリディアンの特性音ではないのですが、この音を絡めて弾く事でよりミクソリディアンらしい響きを強調できます。
自分でフレーズを作る時はこの「隠れた主役」も意識してみて下さい。
今回覚えた4つのフレーズを
C/Am/F/G7
というコード進行の中で使ってみましょう。
使い方の例をタブ譜で用意していますのでこちら>>lesson35_mixolydian_をダウンロードして練習してみましょう。
今回は出血大サービスでタブ譜に対応した打ち込み音源と、練習用カラオケがセットになっています。
(しょぼい打ち込み音源ですいません・・)
あ、このフレーズはコードが「G7」の時に使用できますのでキーがGやCのブルースでも使えますね。
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