ギター弾きのための音楽理論講座36 スケールマスター④ リディアン

ギター音楽理論

リディアンとはどんなスケール?

メジャースケールの4番目の音が半音上がったスケールがリディアンです。

Cメジャースケール
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C D E F G A B

Cリディアンスケール
リディアン
C D E F# G A B
4番目の音「F」が半音上がっていますね。

6弦ルートのフォームをダイアグラムで表示しましょう。

黒丸がルート
赤丸が半音上がった4度(増4度、aug4)の音です。
メジャースケールとの違いは赤丸の音(aug4)だけです。
リディアンスケールはこの音(aug4)が主役なのです。

どうやって使うの?

普通の曲のなかでリディアンスケールを意識して弾く事はあまりありません。
下手に意識して弾くとなかなかスムーズに弾けないので、ここでは割愛します。

では「なんの為のスケールなんだ?!」という疑問や怒りが聞こえてきそうですが、上手く使うととても効果的なスケールです。

そこでまずはSteve Vai(スティーヴ・ヴァイ)先生に登場していただきましょう。
The riddle という曲なのですが、バッキングのコードはEに固定したまま、いろいろなスケールを順番に弾いていきどんどん雰囲気が変わっていくという面白い曲です。

この曲の出だしで使われているスケールが「Eリディアン」です。
まずは聞いてみましょう

出だしのギターの音が、Eに対しての増4度(A#)になっています。
なかなか面白い、浮遊感のあるサウンドに仕上がっています。

では、スティーブ先生と同じアプローチで弾いてみて、リディアンの感覚を身体にしみ込ませましょう。
まず、使いやすいポジションを覚えましょう。

(E Lydian)

黒丸=ルート(E)
赤丸=増4度(A# リディアンの雰囲気を出してくれる音)

練習用のトラックを用意しています。

お手本フレーズ(スティーブ先生風)も入っています。
(お手本フレーズ×1、カラオケ×3)

お手本フレーズはこちらからPDF形式の譜面がダウンロードできます。
Lesson36_Lydian

増4度の音を意識して弾くだけでリディアンの雰囲気が前面にでたソロが弾けます。
躊躇せず、おもいっきり伸ばしたり多用しながら使ってみて下さい。

まずは先ほどの練習用トラックの後半に収録されている、カラオケ部分で弾きまくってください。
(練習用トラックはEのコード一発で作られているので、ひたすらEリディアンを弾けばOKです)

この使い方を覚えておくと、ギターソロに変化をつける事はもちろん作曲のアプローチなどにも応用できますね。
是非マスターして下さい!!

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