【カラオケ対策】歌がちょっとだけ上手くなる方法
カラオケが好きな人は3割強、嫌いな人は4割弱。
とある民間調査会社が行ったアンケート結果です。
カラオケ好きよりも、カラオケが嫌いという人の割合が多いとは驚きです。
嫌いな理由は様々だと思いますが、音楽は好きで、歌うことも好きだけど人前で歌うのは苦手、という人も大いのではないかと想像できます。
そこで、今回は「歌が下手だからカラオケが嫌い」という方に向けて手軽に、ちょっとだけ歌が上手くなれる方法をご紹介しています。
カラオケで上手く歌うための準備
自分の歌を聴く
まずは自分の声と伴奏の音が合っているか、正しい音程で歌えているかよく聴いてみましょう。
聴いているつもりで聴いていない、ということは往々にしてよくあることです。
歌っている最中はどうしてもが歌うのに必死になってしまい、聴くことに集中するのは意外と難しいものなのです。
自分の歌を録音してみる
自分の声を歌いながら聴くのはとても難しいので、とりあえずスマホのボイスメモなどで録音してみましょう。
「げっ、自分の声気持ち悪いから絶対嫌だ!」と思う人は多いと思いますが、これは効果絶大です。
自分の声をよく聴いて、どこが変に聴こえるのかを分析しましょう。
自分の歌は本当に下手なのか?
どこが下手なのか?
自分の課題が分かれば、その課題に沿った練習方法や対策が見えてきます。
歌が上手くなるには、現状の認識が欠かせません。
無理せずキーを変える
どうしても高い音が出せない場合は、無理せずにキーを変えることも重要です。
キーを下げることは全然ダサいことではありません。
自分の声を理解して、自分の声に合った高さで歌うことが、歌が上手く聴こえるためには必要です。
歌を上手く歌おうと思ったら、たくさんのポイントがあります。
しかし、そんなたくさんのポイントに気を配りなが歌うのは至難の業です。
キーを変えるというのは、上手く歌うためのポイントに集中するための事前準備のようなものです。
上手く歌うための方法
ここからはも身体の使い方にフォーカスして、具体的な練習方法をご紹介します。
今より更に大きくレベルアップして、歌が上手くなりたいという方はトライしてみてください。
空気を取り込む
声のエネルギーは身体に取り込んだ空気なので、声を出すには、まずはしっかりと息を吸っておく必要があります。
息を吸う、という行為は、肺の周りの筋肉が拡げられることによって達成されます。
肋骨が膨らんで、それによって肺が拡げられることになり、肺の中の気圧が下がります。
すると、肺の中の気圧よりも、身体の外側の気圧のほうが高くなるため、空気は肺の中に流れ込んでいきます。
息を深くしっかりと吸うためには、”物理的に”肋骨が広がる必要があるのです。
まず、「吸う」というよりも「空気を取り込む」ようなイメージを持ってみましょう。
そして、「息を吸おう」とは考えず、肋骨に手を当てながら肋骨をしっかり動かしてみます。
肋骨は非常に広範囲です。
前から後ろまでしっかり意識して、その全てが動くように、繰り返し肋骨を動かす練習をしましょう。
肋骨を動かすことで、吸おうと思わずとも空気は勝手に入ってきます。
感覚的には「これで吸えてるの?」と感じるかもしれませんが、自分が想像している以上にしっかりと空気は身体に取り込まれていますので、試しにその状態で歌ってみると想像以上に息が保つのがわかると思います。
空気を吐き出す
そして、取り込んだ空気を吐き出すことで声が出ます。
息を吐くときは吸うときと反対に、肺の周りが縮んでいくことで肺の中の気圧が上がることで、身体の外側に空気が流れ出します。
ただ、むやみに吐けば良いというものでもないのが難しいところで、最初はむしろ吐きすぎないように、肋骨の周りは萎まないように少しキープする意識を保ちます。
そのまま吐いていくに従って肋骨のキープは緩め、代わりに腹筋で肺の周りに圧力をかけていきます。
腹筋はおへその周りだけでなく、胸の下半分をも覆うほど大きな筋肉です。
吐く場合も肋骨に手を当てて、筋肉の動きを感じながらやってみましょう。
腕をあげてみる
無駄なく息を吸ったり吐いたりするためには、余計な力みは出来るだけ減らしたいものです。
試しにバンザイしながら歌ってみましょう。
頑張りすぎている力がぬけるかもしれません。
他にも腕を振りながら歌ってみたり、回しながら歌ってみましょう。
いずれにせよ声が滑らかになったり、息が吸いやすくなれば効果が出ていると言えます。
身体をひねってみる
声を出している間に動かせる部分というのは、要は声を出すためには直接働くことのない筋肉です。
もちろん筋肉は繋がっているので、それらの筋肉が不要というわけではありませんが、力が入って硬くなるような使い方をすることは決してありません。
身体を左右に捻ったり、脚を動かしながら歌ってみることで自分の身体が硬くなっていないかどうか確認してみましょう。
必要な筋肉がしっかりと働きつつ、余計な筋肉は柔らかく保たれている状態が理想的です。
アゴを左右に動かしてみる
声は喉仏のすぐ裏にある声帯で生まれ、そこから上にある口の中や鼻の中の空間で響きが作られて外に出てきます。
ここもまた、余計な力が入ることで声を阻害してしまいます。
両手を頬に当ててみましょう。
そのまま、片方の手のひらは上のこめかみのあたりまで上げて、もう片方はアゴに当てましょう。
そのままほんの少しアゴに当てた手を反対側に押し込みます。
こめかみに当てた手は頭が傾いてしまわないように支えておきましょう。
やりすぎるとアゴを痛めてしまうので、くれぐれも力任せに大きく動かさないように気をつけましょう。
動かすのはほんの少しで大丈夫です。
動かしたらそのまま歌ってみましょう。
普段歌う感覚とあまりにも違う、という場合は歌うときにアゴや首に力が入っている可能性がありますので、同じ感覚のまま手を離しても歌えるように練習してみましょう。
アゴを押し込む方向は片方に偏らないように、両方交互にやってみてください。
おわりに
まずは自分の声に真正面から向き合いましょう。
そこから改善点も見えてくるものです。
そして、歌声というものは物理的に身体を動かした結果ですので、体の動かし方が変われば声も変わります。
自分の身体をよく観察し、出てきた声をよく聴いて、自分の声をどんどん磨いていってください!
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