ギターのカッティングを飛躍的に上達させる秘密の練習フレーズ
歯切れの良いカッティングは、ギタリストなら誰でも憧れると思います。
カッティング上達の為のポイントは
- ストロークのスピードを上げる
- 右手の力を抜く
- 右手の柔軟性を上げる
- 左手の押弦とピッキングのタイミング
- 音価のコントロール
- 他の楽器とのリズムの絡み
- etc…
などたくさんありますが、今回は右手のストロークに焦点を絞った練習フレーズをご紹介します。
この練習フレーズの目的は「しなやかなピッキングと、力みのない右手の使い方をマスターする」です。
デモ動画がありますので、一緒に見ていきましょう。
EX-1
これは普通のダウンアップを繰り返す、いたってオーソドックスなパターンです。
まずはこのパターンで、実音とブラッシングのメリハリが付けられるように練習しましょう。
EX-2
先ほどのパターンとほとんど同じなのですが、ピッキングの順序が逆になっています。
アップから始まっているのですが、ただそれだけなのにかなり難易度が上がります。
特にある程度ギターが弾けるようになった中、上級者の方ほど苦戦してしまう練習です。
身体に染み付いた常識にとらわれず、柔軟性を持ってギターを弾く練習にもなります。
EX-3
このパターンはかなり難しいです。
途中で半拍3連が入るのですが、そこからピッキングの順序が逆になり2小節目の半拍3連でまた元通りのピッキングになるという、何とも変則的なパターンになります。
このパターンも、腕の柔軟性だけでなく頭の柔軟性も鍛えられる中、上級者向けのものになります。
腕も頭も柔らかーくプレイしましょう!!
半拍3連の部分でピックがずれる、ピックを落としてしまうなどの症状が出る場合、「ピックを強く持ちすぎている」「ピックと弦が斜めに当たっている」などの原因が考えられます。
右手は力まず、柔らかく、ピックと弦は垂直に当たるよう意識してください。
このコツが掴めるとギターのカッティングに歯切れが出てくると同時に、音色自体にも変化を感じられるようになるでしょう。