ギターを弾くなら知らなきゃ損 普段の練習を10倍効果的にするための5つの心得
基礎練習はお好きですか?
一流のプレイヤーになるほど、基礎練習を大切にしています。
ギターに限らずオリンピックのメダリストの話を聞いていても、筋力トレーニングやフォームの調整など基礎的な部分を大切にしていますよね。
もちろん多くの人が基礎練習が大切だと考え、スケールトレーニングやクロマチックの運指練習、リズムトレーニングを取り入れていると思います。
毎日10分基礎練習をしたとして、1年で3,650分、約60時間分の基礎練習を積み重ねていることになります。
その10分の中でいくつかの点に気を付けるだけで何倍もの効果が出る方法があるとしたら。。。
毎日10分の基礎練習が120時間分、180時間分にも匹敵する方法があるとしたら。。。
。。。
なんだか怪しい物を売りそうな流れになってきたので、さっさと本題に入りましょう。
心得1.指のばたつきをなくす
指がばたついていると早いフレーズはもちろん、ゆっくりとしたフレーズでも無駄な動きが多くなり弾きにくくなってしまいます。
上手いギタリストの指を見ていると、動いていないんじゃないかと見間違えるほどきれいな指使いです。
弦を押さえていない指が指板から離れてしまわないように注意しましょう。
使っていない指も常に指板から3〜5cmの距離で待機しているように意識しましょう。
心得2.音がつながるように弾く
Cメジャースケールを弾いたとき、ドとレの音、レとミの音は完全なレガート(2つの音を滑らかにつなげて演奏する事)になっていますか?
ドを押さえていた指からレを押さえる指に変わる際、先にドを押さえていた指を離してしまうと音が途切れてしまいます。
次の音がなるまで、手前の音をしっかりと伸ばす事を意識して下さい。
心得3.右手と左手のタイミングを合わせる
先ほどの「音がつながるように弾く」にも関係するのですが、弦を押さえるタイミングとピッキングのタイミングがずれると完全なレガートにはなりません。
ドの音をしっかりと伸ばしレを弾く際、左手が先に弦を押さえピッキングが遅れたとするとその時点で音と音の間に切れ間ができてしまいます。
ギターは「弦を押さえる」「弦をはじく」という2つの動作で音を出す楽器なので、とても重要なポイントになります。
心得4.無駄な力を抜く
力んでしまう事に何のメリットもありません。
両腕の力を抜いてだらーんと腕をおろして下さい。肩にも腕にも力が入っていない状態になりましたか?
その状態のままギターを弾く事を心がけて下さい。
気を抜くと必ず力が入ってしまいますが、基礎練習をしている間は常に意識しましょう。
心得5.メトロノームを使う
これは必須ですね。
どんな簡単なフレーズでも必ずゆっくりとしてテンポ(60くらい)から初めてください。
ゆっくりとしたテンポ弾くからこそ気付くこともあります。
メトロノームは耳で聞くだけでは十分ではありません、体全体でも感じて下さい。
まずは足でメトロノームと同じリズムを刻むところから始めましょう。
とにかく集中
練習の成果を最大にしたいのなら、その練習に全神経を集中して取り組む事です。
たったこれだけの事かと思われるかもしれませんが、ここに書かれている内容はどれもとても難しい内容です。
逆に言えばここに書かれている内容が難しいと感じて初めてスタートラインに立てるとも言えます。
これだけの内容を普段の基礎練習で意識できれば、1年後のあなたの腕前は意識しない場合と比べて何倍もの差が出てくる事でしょう。
そのためにはギターの音に全神経を集中しながら練習する事が大切です。この内容をこなそうと思うと相当の集中力が必要になってきます。
ギターの演奏には集中力も大切な要素なのです。
さぁ、今すぐ練習だ〜!
上手いギタリストの手もとを見ると、その運指に無駄がないですよね。 まずはこちらの映像をご覧ください。 John Scofield このギタリストはジョン・スコフィールドというジャズ、フュージョン系のギタリストです。 演奏ももちろん素晴らしいのですが、注目してほしいのはその...