良いギター講師が持っている5つのもの

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ギター講師という職業はぶっちゃけ特に資格や決まった基準というものはありません。
「ギター講師です」と名乗り、生徒さんがいれば誰でもすぐにギター講師になれてしまいます。
これはギターに限らず、ピアノや他の楽器全般について言えることです。

どこかのギター教室や専門学校、音大などで講師としての職を得ようとするとそれぞれの採用基準をクリアする必要があるため、誰でも簡単に講師と名乗ることはできません。
しかし、個人で活動している音楽の講師にはこのような採用基準がないため、とても良い講師や良くない講師が混在しているのが現状です。

今回は良いギター講師の基準とはなんなのか?
自分にあったギター講師を探したい人、これからギター講師と名乗りたい人、音楽教室や学校の採用担当者の方に向けてまとめてみたいと思います。

良いギター講師の5つの条件

1、ギタリストとしての高い技術及び知識を持っている

これは最低条件です。
具体的には演奏技術、音楽理論、楽器についての知識、機材についての知識、幅広いジャンルに対応する知識、プレイヤーとしての現場経験などが求められます。

人に楽器を教える以上、その楽器のプロフェッショナルであることは当然のことです。
また、教える生徒さんは様々な趣味趣向の方がおられるので、技術だけでなく幅広い音楽的知識も求められます。

2、伝える技術を持っている

ギターを教える場合、「◯弦の◯フレットを◯指で押さえましょう」と簡単に言葉で伝えられる内容と、リズムに関することや音程に関する事、曲の表現に関することなど簡単に言葉で伝えられない感覚的な内容があります。
そのため、どうしても説明の仕方が抽象的にならざるを得ない場合もあります。

抽象的な内容は、そもそも言葉にして伝えることが難しかったり、同じ説明をしても聞く人によって捉え方が変わったりします。
相手の技術レベルや持ち合わせている知識によって説明の方法を変えたり、伝わらなければ別の角度から説明してみるなど伝えるための技術がとても大切になってきます。

ゆっくり話す、繰り返し話す、大きな視点と小さな視点を意図的に切り替える、時間を置いて同じ説明をする、例え話を使う、ほめるなどのテクニックを用いながら相手が理解できるように、相手の立場に立って考える必要があります。

また、ギター講師は技術や知識を教えるだけでは十分ではありません。
相手が理解でき、消化できるように伝える必要があります。
相手に「知ってもらう」だけでなく「理解し、身につけてもらう」ために伝える技術というものがとても大切になるのです。

伝える技術がない人を見分ける代表的な例が「なんでこんなこともできないの?」という発言や、生徒がなかな上達しないことに怒るようなタイプです。
これを口に出したり、そのようなそぶりを見せる人は自分本位の考え方しかできておらず、相手の立場に立てていないため、伝える技術の基礎を理解できていないと言えます。

「他の生徒はこの説明で理解してくれたのに、なぜあなたは理解できないの?」
人はそれぞれ持っている知識や考え方、ものの捉え方が異なるため、万人が理解できる教え方というのは存在しません。
生徒さんが理解しない、上達しないのは自分の教え方、伝え方にも問題があるのでは?と考えることが大切なステップなのです。

3、コミュニケーション能力を持っている

生徒さんの多くは先生の前に立つと緊張するものです。
適度な緊張感は良い結果を導きますが、過度な緊張は普段の力を発揮できなかったり良いことはありません。
相手の緊張感を和らげるのもギター講師の大切な仕事です。

また、ギターを教える前提として、相手がどのようなことを学びたいのか、何を理想としているのかといったことを理解する必要がありますが、それらを引き出すためにもコミュニケーション能力は重要になってきます。

コミュニケーション能力とは短期的な意味だけでなく、長期的な意味でも重要です。
教える側と教わる側に分かれる場合、お互いの信頼感がとても大切になってきます。
信頼できる相手に教えてもらう場合と、信頼していない相手から教わる場合ではその内容の飲み込みや吸収の度合いが大きく異なってきます。

A「あの先生が言うのだから間違いない」
B「あの先生に言われてもなぁ・・・」
同じ10のことを講師が伝えても、Aの生徒には10伝わり、Bの生徒には5しか伝わらない(話半分に聞いてしまう)となってしまいます。

「誰に教えてもらうのか」はとても大きな要素なので、ギター講師としては生徒さんから信頼される必要があります。
音楽の技術や知識、実績で納得してもらうことと、日々のコミュニケーションの中で信頼関係を構築していく両面がとても大切になってきます。

4、ギター講師としてのプロ意識を持っている

多くのギター講師をみてきましたが、ギター講師としての仕事にプライドをもっている人と、残念ながらプライドの無い人がいます。

プライドの無い人の特徴としては、本当はプレイヤー(ギタリスト)としての活動だけしたいがそれだけでは食べていけないので、アルバイト感覚でギター講師をしている、他の仕事の片手間でいいやといったマインドを持っている人です。
そういった人は残念ながらプロとしての自覚に欠けており、プレイヤーとしてもなかなか伸びていきません。

プレイヤーとして一流の人はどんな現場でも仕事でも自分の持てる最大限の力を発揮する重要性を理解しており、ギター講師の仕事をする場合でも、その内容にプライドを持って取り組んでいます。

ギター講師はサービス業に分類される職業です。
自分本位の考え方ではなく、相手本位の考え方が大切になってきます。
実は現代ではミュージシャンにもこの考え方が重要で、聴く相手のことを考えて曲を作ったり演奏することが求められており、このことを理解できていなければギター講師としてはもちろん、ミュージシャンとしても伸びていかないと思います。

どんな仕事にもプロ意識を持って取り組むということは、ギター講師に限らずどんな職業でも必要なことではないでしょうか。

5、メンターの資質を持っている

メンターとは

メンタリング(Mentoring)とは、人の育成、指導方法の一つ。指示や命令によらず、メンター(Mentor)と呼ばれる指導者が、対話による気づきと助言による被育成者たるプロテジェ(protégé)ないしメンティー(Mentee)本人と、関係をむすび自発的・自律的な発達を促す方法である。
プロテジェがメンターから指導・支援・保護されるこの関係をメンター制度(メンターせいど)ないしメンターシップ(Mentorship)と呼ぶ

wikipediaより

ギター講師は生徒さんの「ギターを楽しく弾けるようになりたい」「好きなアーティストのあの曲を弾いてみたい」「もっと上手くなりたい」といった望みに対して、そこへたどり着くための手助けをする仕事です。
生徒さんの望みをかなえるための練習方法や知識などを教えることはできますが、練習して力をつけ、望みをかなえるのは生徒さん本人です。
生徒さんに適切な指導と助言を行い、生徒さんの上達を技術的、精神的側面からサポートをするのがギター講師の仕事です。

しかし、ただ生徒さんの望みどおりに教えているだけでは十分ではありません。
生徒さんの好きなアーティストを聞いて「このアーティストが好きなら、このアーティストやジャンルも聞いてみましょう」など、生徒さんの視野を広げたり目標のレベルを一段上にあげたり、生徒さん本人でも気付いていない本当の望みに導けるような広い視野を持った教え方も重要です。

また、ギターを真剣にやっていると誰しもが、上達が止まってしまうような大きな壁にぶち当たる時がきます。
そんな時に、壁を乗り越える方法や気分転換する方法などを伝え、目標に向かって導いていくスキルもギター講師、音楽講師全般には求められます。

さいごに

ここまで、良いギター講師が持っている5つのものを見てきました。

1、ギタリストとしての高い技術及び知識を持っている
2、伝える技術を持っている
3、コミュニケーション能力を持っている
4、ギター講師としてのプロ意識を持っている
5、メンターの資質を持っている

ギタリストとしての腕がいくら良くても、良いギター講師になれるわけではありません。
誰しもが簡単にギター講師と名乗れてしまうため、世の中のギター講師のレベルはまちまちです。
良いギター講師を探したい、良いギター講師になりたいと思う方はこの5つのポイントを頭に入れておいてください。

また、これらの条件はギター講師に限った話ではありません。
全ての音楽講師や他の講師と呼ばれる職業にも当てはまると思います。

あなたの先生は5つのポイントのいくつに当てはまっていますか?
講師であるあなたは5つのポイントのいくつに当てはまっていますか?

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