ついつい使ってしまうけど、ギター初心者の人には伝わりにくい言葉
初心者の方にギターレッスンを行う時、気をつけている事の一つに言葉(用語)があります。
音楽をずっとやってきた人間にとっては日常的に使う言葉でも、これからギターを始める方にとっては聞き慣れない、意味が伝わりにくい言葉もたくさんあります。
今日は自戒もこめて思いつく限り、伝わりにくそうな言葉をピックアップしていきます。
■白玉(しろたま)
全音符のこと。(上の楽譜では一番左の音符)
中が白くて丸いので白玉です。
「Cのコードを白玉で伸ばしましょう」
といった使い方をするのですが、Cを押さえてジャーンと弾いた後1小節分音を伸ばします。
(ワン、ツー、スリー、フォーとカウントをとっている間伸ばしておきます)
■1コーラス(ワンコーラス)
Aメロ、Bメロ、サビまでで1コーラス。
一般的には1番、2番と呼ばれています。
合唱のコーラスとは意味が違います。
■頭に帰る
曲の先頭に戻って演奏すること。
「1コーラスのサビまで終わったら頭に帰って下さい」
これは1番のサビまで演奏が終わったら、曲の先頭に戻り演奏を続けましょうという意味です。
■けつ
曲の最後、終わりの意味。
「最後にサビを2回繰り返してけつです」
その曲はサビを2回繰り返して終わるという意味になります。
■ブレイク
曲の間にできる、音を出さない空白部分。
「2コーラス目のサビ前に1小節のブレイクを入れます」
2コーラス目のサビの手前1小節は音を出さないということになります。
ブレイクには、すべてのパートが1小節休むというようなパターンや、ギターだけやドラムだけのように一部の楽器のみブレイクするというパターンもあります。
■4分をとる
4分音符に合わせて足などを動かすこと
「4分をとりながらストロークしましょう」
ワン、ツー、スリー、フォーというカウントに合わせて足でリズムをとりながら、ストロークをするという意味。
身体でリズムを感じながら演奏する事が、いい演奏をする上でも、はやく上達するためにもとても大切な事です。
最初は難しく感じるのですが、慣れてしまえば意識しなくてもできるようになります。
初心者のうちから4分をとりながら練習する癖を付けておくと、後々の上達スピードに差が出てきます。
■2,4(ニー、ヨン)
1小節の中の2拍目と4拍目のこと
「2,4にアクセントを付けて弾きましょう」
2拍目と4拍目の音を強めに弾くという意味。
通常のドラムパターンでは、2拍目と4拍目にスネアと呼ばれる小太鼓が鳴っています。
スネアの音をよく聞く事もポイントです。
■上手、下手(かみて、しもて)
ステージ上での左右の位置。
上手が客席から見て右側、下手は客席から見て左側となります。
「あのバンドの上手のギターかっこいいですよね!」
右側を立ち位置としているギタリストの事になります。
■他にも
他にも気付かず使ってしまい、生徒さんの頭に「?」マークが飛んでいる言葉もあると思いますが、そんな時は用語解説も行いつつレッスンを進めていきます。
この記事を読んで下さった方で「よく聞くけどいまいち意味が分からない」という言葉があればコメント蘭でもTwitterからお気軽にお問い合わせください!