ギターのアルペジオ練習におすすめな5つのフレーズ

初心者向け

ギターでの伴奏に欠かせない「アルペジオ」と呼ばれる奏法があります。

アルペジオとはコード(和音)を一音ずつ弾いていく奏法で、ストローク(コードを同時に鳴らす)と対になる奏法です。

アルペジオの特徴はストロークに比べてメロディアスな伴奏になるため、しっとりとした曲や、曲の中で静かな伴奏をしたい部分で利用されます。
それ以外にも、メロディアスな特徴を活かしてイントロのフレーズとして用いられたり、バンドアンサンブルにいろどりを加える目的で使用されるなど、様々なシーンで耳にします。

そんなアルペジオですが、ピッキングをする右手は常に弦を移動しており慣れるまでは難易度の高い奏法でもあります。
この記事ではこれからギターのアルペジオを覚えたいという方に向けた、おすすめの練習フレーズを5つご紹介していきます。

簡単なパターンから覚えていき、アルペジオの基本をマスターしましょう。

ダウンピッキングのみでのアルペジオ

こちらのフレーズはダウンピッキングのみでアルペジオを弾いていきます。

使用するコードは「C」と「Dadd11」となります。
Dadd11はそのコードネームだけを見るととても難しそうに見えますが、Cを押さえた左手をそのまま2フレット分上げるだけで弾けてしまいます。

アルペジオで弾く時の左手は、基本的にはコードが変わるまで全ての音を押さえたままにしておきます。
そうすることでそれぞれの音が重なって聞こえ、美しいハーモニーとなります。

EX-1
アルペジオ練習フレーズ1

肝心のピッキングですが、5弦から2弦まで順番にダウンピッキングで弾いていきます。
練習のでのポイントは、とにかくゆっくりの速さではじめ、1音1音確実にピックで弦をとらえる感覚を身につけていきましょう。

最初は思うようにピックが弦に当たらないかもしれませんが、右手と弾きたい弦をよく見ながら練習してください。
慣れてきたら目をつぶって右手の感覚だけで弾く練習をしてみましょう。

アップピッキングを交えたアルペジオ

次のフレーズは先ほどのフレーズとほぼ同じ弾き方なのですが、2弦をアップピッキングで弾くように指定されています。

実際の曲中で使われるアルペジオでもこのようにトップノート(そのコードフォームの中でいちばん高い音)だけピッキングが異なるケースがあります。
これは、そのフレーズを弾きやすくするための工夫である場合や、アップピッキングとダウンピッキングのサウンドの違いをフレーズに活かしたい場合に用いられるテクニックです。

どのようなピッキングの順番が正解かという明確な基準はありませんが、ここでは2弦がダウンピッキングの時とアップピッキングの時で生まれるサウンドの違いを体感しておいてください。

EX-2
アルペジオ練習フレーズ2

オルタネイトピッキングでのアルペジオ

弾いている音自体はこれまでのフレーズとまったく同じですが、ピッキングがダウンとアップを交互に繰り返すオルタネイトピッキングになっています。

最初は思うようにピックが弦をとらえられず難しく感じるかもしれません。
しかし、このピッキングをマスターすれば速いフレーズでもスムーズに弾けるようになるため、必ず身につけておきましょう。

これまでのフレーズと同じく、最初はピックと弦の動きをしっかり目でとらえながら弾いていきます。
視覚と右手の感覚を使い、それぞれの弦の位置関係を身につけていきましょう。

最終的には目をつぶった状態で弾けるようになりましょう。

また、すべての音の強さ(音価)が一定になるよう心がけてください。
曲の伴奏で使うアルペジオは音の高低に合わせて強弱をつけますが、そのためにはピッキングの強さをコントロールする感覚を身につける必要があります。
その第一歩として、ピッキングをコントロールして同じ強さで弾けるようになる必要があるのです。

EX-3
アルペジオ練習フレーズ3

リズムに変化のついたアルペジオ

このフレーズからは使用するコードが変わります。
G / Em / C / D と基本的なコードばかりですが、右手だけでなく左手にも注意を向ける必要があるため難易度が上がってきます。

ピッキングは、高音弦に向かう時はダウンピッキング、低音弦に向かう時はアップピッキングとなっています。

また、それぞれの小節の最初の音(1拍目)が4分音符となっています。
長さの違う音符を正確に弾き分けるためには、その音符が表すリズムを口に出して歌うことが近道になります。

「タン タタ タタ タタ」というリズムを歌いながら弾いてみましょう。

EX-4
アルペジオ練習フレーズ4

※上の譜例ではGとEmの時には5弦を弾いていないので、5弦は押さえなくて良いと考えてしまいがちですが、下のコード表を参考に正しい押さえ方を覚えてください。
実際には弾かない音があっても、常に正しいコードフォームで押さえるクセを身につけておきましょう。
コードフォームa

シンコペーションが入ったアルペジオ

6弦を弾いた直後の音が1弦になっていたり、右手が大きな弦移動を伴うフレーズになっています。

リズムはEX-4のフレーズとほぼ同じですが、2拍目の裏と3拍目の頭がタイ(⌒)で繋がれています。
タイで繋がれた前の音は伸ばすことになるので、ここでは「タン タタ アタ タタ」というリズムになります。
アはタ(8分音符)と同じ長さを表しています。

声に出して歌う時はしっかりと「ア」の音を発音することで、リズムを正しく演奏できるようになります。

EX-5
アルペジオ練習フレーズ5

このリズムはポップスの伴奏などで多用されるので、スムーズに演奏できるようになるまで何度も練習しておきましょう。

さいごに

今回ご紹介したフレーズはすべてピックを使って練習する前提となっていましたが、ピックを持たない指弾きの練習にも応用可能です。
各小節の最初に弾いているいちばん低い音を右手親指で弾き、それ以外の音を右手の人差し指と中指、薬指で弾いていきましょう。
ピック弾きとは違ったまろやかなサウンドを楽しむことができます。

アルペジオをマスターすると、様々な曲を表情豊かに演奏することができるようになります。
ギターの必須テクニック、アルペジオを身につけ、より楽しい音楽ライフを送りましょう!

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