ギター初心者におすすめの3つの練習方法 タブ譜あり

初心者向け

ギターは買った!
チューニングもできた!
ピックの持ち方もわかった!
タブ譜の読み方もなんとなくわかった!

あれ?!次は何を練習したらいいの?!
そんなギター初心者のあなたにおすすめの、3つの練習方法をご紹介します。

ギターは大きく分けて「メロディー」「コード」の2種類の演奏ができます。
今回はメロディーとコードの基本的な練習をタブ譜を交えてご紹介していきます。

さあ、ギターを持って読み進めていきましょう!!

メロディーを弾いてみよう

まずは簡単なメロディーを弾いてみましょう。
お題は「茶色の小瓶」です。

1860年代にアメリカで発表された曲で、日本では小学校の教科書にも掲載されている有名な楽曲。
最近では「キリン一番搾り」のCMでもおなじみの曲です。

サンマとビールって最高のコンビネーションですね。

まずは楽譜を見てみましょう。
今回練習するのはメロディーの前半部分です。
茶色の小瓶

弦を押さえる指も指定されているので、その通りに弾いてみましょう。
ピッキングはすべてダウンピッキングで行います。

最初は左手で押さえた弦をピッキングすること自体が難しく、隣の弦を弾いてしまうなんてことも普通です。
「左手の位置を目で確認しながら押さえる」→「ピッキングする弦を目で確認して弾く」
この流れでじっくりと練習していきましょう。

リズムは原曲のシンプルなパターンになっており、リズムだけを歌うと
「タンタン ターン/タンタン ターン/タンタン タンタン/タンタン ターン」
(1〜4小節目)
となります。

練習のコツは最初から最後まで一気に覚えようとしないことです。

1小節目だけを繰り返し練習し、できるようになったら2小節目を練習。
2小節目もできるようになったら1、2小節目を続けて弾いてみる。

次は3小節目。
できたら4小節目。
3、4小節目を続けて練習。

といった具合に、小分けにして練習し少しずつ弾ける部分を増やしていきましょう。
※今回はキーCで練習しているので、「キリン一番搾り」のCMソングとはキーが違います。

他にも有名曲のメロディーを弾いてみたい方はこちらの記事が参考になります。

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コードを弾いてみよう

次は歌の伴奏などで使う、「コード」にチャレンジしてみましょう。

今回使うコードは「G」「Em」「C」「D」の4つです。
この4つのコードは押さえ方が比較的簡単なうえ、これらのコードだけで弾けてしまう曲もたくさんあるので、ぜひ覚えておいてください。 

まずはそれぞれの押さえ方をみていきましょう。

コードフォーム

黒丸内の文字は、左手のどの指で押さえるかを表しています。

コードを正しく弾けているか確認するには、太い弦から1本ずつ順番に弾いてみます。
一本ずつ弾いて、音が出ないところや、ビリビリと汚い音で鳴っている場合は押さえ方を工夫する必要があります。

音がきれいに出ない原因と対策は

  • 【原因1】弦をしっかりと押さえられていない
    【対策】指を立てる、できるだけフレットの近くを押さえる、ネックの裏の親指の位置をずらしてみる、爪を短く切る
  • 【原因2】指が隣の弦に当たっている
    【対策】指を立てる、指先の中心で弦を押さえる、手首を少し前に出す

などが考えられます。
指の長さや手の大きさはひとりひとり違うので、指を少しずつ動かしながら自分にあった押さえ方を探し、きれいな音が出るポイントを見つけましょう。

タブ譜やコードダイアグラムの読み方に自身のない方はこちらの記事が参考になります。

コードチェンジ

それぞれのコードがきれいに鳴るようになったら、次はコードチェンジの練習です。

G / Em / C / D

の順番で弾いていきましょう。
弾き方は、コードを押さえてジャラ〜ンと1回鳴らすだけでオッケーです。

ここでのポイントは、いかにスムーズに次のコードに移り変われるかです。
スムーズにコードチェンジができない原因として多いのが

  1. コードの押さえ方をまだ覚えきれていない
  2. 指をいったん離してから次のコードフォームに移る

といったものです。

1,の「コードを覚えきれていない」については繰り返し押さえて覚えるしかありません。
2,の「指をいったん離してから次のコードフォームに移る」はコードチェンジのポイントを知ることで改善が可能です。

悪いコードチェンジは
「押さえる」→「離す」→「押さえる」
という流れになっているので

「押さえる」→「押さえる」
という流れを意識することで改善できます。

具体的には以下の図をみてください。

2つのコードがひとつのダイアグラムに色分けして書かれており、黒のコードから赤のコードにチェンジします。
それぞれの指がどのような動きをすれば良いか矢印が表示されているので、この矢印の上を指が通るようなイメージで動かしてみましょう。

前後のコードでそれぞれの指がどのように動くと最短距離になるのかをしっかりとイメージし、2つのコードを行ったり来たりしながら練習してみましょう

コードチェンジについてはこちらの記事でも詳しく取り上げています。

コードストローク

コードチェンジができるようになったらストロークの練習です。
右手のダウンとアップを間違えないように次の2つのパターンを練習しましょう。

ひとつ目はダウンで弾いた後、ダウンとアップを交互に繰り返します。
8分ストロークA

まずはGコードを押さえたまま何度も繰り返し練習して、ストロークのパターンを耳と身体で覚え込みましょう。
右手がストロークのパターンを覚え、意識しなくても自然と動くようになってきたら左手のコードチェンジも加えてみましょう。

ふたつ目は、ひとつ目とほとんど同じなのですが、真ん中で( )になったピッキング、空ピッキングが登場します。
8分ストロークB

ここでの空ピッキングは、ダウンの動きをしながらもピックを弦に当てない弾き方です。
右手はダウンピッキングをしているのに弦の上を素通りしている、という動きです。
空ピッキングを入れることで右手が一定の速さで動き続けるようになり、安定したリズムでストロークを弾けるようになります。

ここでもGコードを押さえたまま何度も繰り返し練習し、パターンを耳と身体で覚え込んでください。
右手のストロークに慣れてきたら、先ほど覚えたG / Em / C / Dのコード進行に合わせて弾いてみましょう。
コードチェンジのタイミングで右手の動きが止まってしまわないよう、ゆっくりのテンポから始めてください。

「こんなに遅くて大丈夫?」
と思うくらいゆっくりで大丈夫です。
ゆっくりでいいので、一定のリズムで弾くことを何よりも大切にしてください。

スムーズにコードチェンジができるようになってきたら、曲に合わせて弾いてみるとさらに楽しく練習できます。
この4つのコードをそのまま、もしくは順番を入れ替えるだけで弾ける曲もたくさんあるので、ぜひ曲に合わせて弾いてみてください。

有名な曲では

などがあります。
ぜひ曲に合わせて弾いてみましょう。

コードストロークについてもっと知りたいという方は、こちらの記事を参考にしてください。

基礎練習もやってみよう

どんなスポーツにも筋トレや走り込みといった基礎トレーニングが必要なように、ギター演奏にも基礎練習が必要です。
基礎練習にしっかりと取り組むことで、左手の運指やピックの扱いに慣れ、メロディーやコードがスムーズに弾けるようになります。
また、基礎練習にしっかり取り組んでいるのと取り組んでいないのでは、1ヶ月後、6ヶ月後、1年後のあなたのギターの腕前を大きく左右するので、地道に練習を積み重ねてください。

ここでは初心者の方におすすめの、代表的な基礎練習を2つご紹介します。

6弦クロマチック

6弦クロマチックトレーニング
6弦の5フレットから順番にとなりのフレットを弾きます。
この時、5フレットは人差し指、6フレットは中指といったように、4本の指を使いましょう。
ピッキングはすべてダウンピッキングで行い、1音ずつきれいな音が出るように注意します。

左手がそれぞれのフレットを、右手が6弦を確実に捉えられるようになるまでゆっくりの速さで練習しましょう。

6〜1弦クロマチック

全弦クロマチックトレーニング
先ほどの練習を6弦〜1弦まで順番に移動していきます。
最初は弦が変わるタイミングで右手も左手も違う弦を弾いてしまうと思いますが、弦の位置関係を感覚的に覚えるトレーニングになります。

毎日少しずつ、5〜10分でいいので続けているとギターの腕前は確実に上達します。

他の基礎練習フレーズについてはこちらの記事でも紹介しています。

さいごに

今回はギターを始めたばかりの方が何を練習するか困った時に使える、「メロディー」「コード」「基礎練習」3つの練習をご紹介しました。
これらの練習が次のステップへ続く足がかりになれば幸いです。

この後、ご自身の好きな曲にチャレンジしたり、教則本やDVDなど様々な教材にチャレンジしながら上達していくことでしょう。
1日も早く、ギターを自由に、心の底から楽しんで弾ける日が来ることを祈っています。

ギターが上達するいちばんのコツは
目標に合った、正しい練習を続ける
です。

どんな曲が弾きたいか、どんなことがしたいかなど目標を持ち、その目標に合った正しい練習を積み重ねていくことがギター上達の唯一の近道なのです。
しかし、正しい練習方法を自分で見つけ出すことはとても難しいことで、多くの方がここでつまずいてしまい、なかなか上達できず挫折してしまいます。

そこでお勧めしたいのがマンツーマンのギターレッスンです。
経験豊富なギター講師があなたの目標やレベルを理解し、適切な練習方法や道筋を示してくれるので、挫折せずに上達する最短ルートを通ることができます。

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