Gibson CS-336 Figured Top/セミアコの定番ES-335と一線を画すトーン
セミアコといえばES-335ですね。
そしてMr.335といえばLarry Carlton。
彼に憧れて335を購入したギタリストも数多いでしょう。
「やっぱり335は一本必要だよな」と数年前から手頃な一本を探し求めていたのですが、なかなかこれといった1本に出会えずにいました。
そんなとき、ふと立ち寄った楽器店でCS-336というモデルを発見。
335より一回り小さく見た目もGood。
弾いた感じはとてもソリッドギターに近い音と弾き心地で、335を弾いた時に感じる身体への違和感は全くありません。
詳しく聞くと、バック、サイド、センターブロックは1枚の木材から削りだして作られており、その上にトップ材を張り合わせているとの事。
ソリッドギターに近い雰囲気がするのはそういった理由だったのですね。
また、オールドの335などにあるボディーの鳴りを再現してるような感じで、現行の335よりもむしろオールド335に近い音がするようにも感じました。
音の立ち上がりもよく、クリーンからクランチ、ハイゲインまでオールラウンドに使えるギターです。
見た目はいわゆるセミアコなのですが、後ろのテレキャスと見比べてもらうとその小ささがよくわかるのではないでしょうか。
CS-336にはトップ材の違いにより「Figured」「Plain」という2種類が存在します。
「Figured」はトラ目になっており、「Plain」はトラ目なしの材の事です。
「Plain」も弾いてみたのですが、「Figured」とは鳴りの違いが確かにありました。
トップ材の違いだけでこれだけキャラクターが変わるというのもギターのおもしろいところです。
やはりギターという物は弾き手によって音色が変わるもの。
そして弾き込めば弾き込む程ギター本来の鳴りも変化してきて、弾き手の鳴りに変化してくれるものです。
このギターもまだまだこれから伸びしろがあるように感じるので、弾き込んで変化を楽しみたいと思います。
とりあえずライン録音ですがクランチトーンとクリーントーンで動画を撮ってみたので、どんな音かチェックしてみて下さい。