アドリブって何?どうやったら出来るようになるの?

練習方法

音楽のアドリブと聞いてどんなものを想像しますか?

1.ライブでボーカリストがメロディーを少し変えて歌う
2.ドラマーがいつもと違うフィルインを入れる
3.ギターソロをその場の雰囲気で弾いていく

どれもアドリブと言える内容ですが、今回は3.のギターソロに絞って話を進めていきましょう。

アドリブの始め方

始めてアドリブにチャレンジしようと思う人にとって、何をどうしていけばかっこよいアドリブが出来るようになるかは、未知の世界のように感じると思います。

簡単にまとめると「曲のキーやコード進行に合ったスケールを使い、その場のイメージでフレーズを組み合わせていく」と言えます。
しかし、初心者の方にとってはこの説明でもチンプンカンプンでしょう。

そこで、スカイプギターレッスンの中でこれからアドリブを始めようという方に説明する例えを用いて、くわしく解説していきます。

アドリブを覚えるとは、新しく言語を覚えること

赤ちゃんが言葉を話せるようになる過程を想像してみて下さい。
まず最初に覚えて発する言葉は「ママ」や「パパ」などとても大切で発音しやすい言葉が一般的です、その後どんどん単語を覚えていき自分の名前を言えるようになったり、ぬいぐるみの名前を覚えたり、「何歳?」と聞かれた場合に「3さい」と答えられるようになっていきます。

ギターのアドリブもこれと同じなのです。
短い単語(フレーズ)を1つ覚え、何度も弾いてスムーズに弾けるようになる。
そして、次のフレーズを覚えるという繰り返しです。
この単語(フレーズ)の数を増やしていくことがアドリブへの第一歩です。

あいうえおとABCとスケール

単語(フレーズ)というものが言葉でもアドリブでも基本になることは分かったのですが、その言語で使える音というものがありますね。
日本語であれば50音、英語であればアルファベットのABCなどです。

アドリブでもこれに該当するものがあり、それが「スケール」です。
「スケール」とは私たちが外国語を勉強する際に一番最初に学ぶアルファベットと考えれば分かりやすいのではないでしょうか。
英語を勉強したとき、最初にABCDEFG…と覚えさせられましたよね。英語はこの音を使い、様々な組み合わせることで成り立っていると知る上で、とても重要なことだったのではないでしょうか。

日本語と英語では音や発音などそれぞれ違いがあるように、音楽も曲によって使える音が変わってきます。
ブルースであればブルースに合う音(スケール)、明るくポップな曲に合う音(スケール)、暗い曲に合う音(スケール)というものが存在し、せっかく覚えたフレーズも曲調と極端に違うスケールから出来ていれば合わなくなってしまいます。

我々から見て外国人だからという理由で、ロシア人にタイ語で話しかけても意味が伝わらないですよね。
国や地域によって使われている言語が違うように、音楽も曲によって使われる言語(スケール)が変わってくるのです。

単語を文章に

スムーズに会話を成立させる為には単語だけでは不十分です。
海外で美味しいレストランに行きたくて、道行く人に「restaurant! Delicious!,restaurant! very nice!」と話しかけてもぽかーんとされるのではないでしょうか?(筆者の経験上、根気よく情熱を持って伝えるとなんとか伝わることもありますが・・・)

そこで大切なのが、単語を組み合わせて意味を持たせることです。
「Could you recommend a nice restaurant near here?」と言えば近くの美味しいレストランを教えてもらえるのではないでしょうか。

アドリブも短いフレーズから覚えていき、それらをどのように組み合わせるのか、どのような場面で使うと良いかを学んでいきます。
そしてフレーズやスケールをもとに、その場で組み立てられるようになり、伝えたいことが伝えられるアドリブが出来るようになるのです。
その繰り返しから、自分なりの言い回しや個性的な話し方が出来るようになるでしょう。

目的は会話、自分の気持ちを伝えること

英語を覚える理由は英語を話せるようになることではありませんよね?
英語を使って外国の方とコミュニケーションをとることではないでしょうか。

アドリブもただ弾けるようになることが目的ではなく、その場の空気や曲が求めているものを感じ取り、自分の気持ちや言いたいことを音楽にして表現する事が目的なのです。

そのためには単語(フレーズ)やアルファベット(スケール)などが大切になってきますが、それと同時に何を伝えたいのか、どのようなコミュニケーションをとりたいかもとても大切になってきます。

少し話が難しくなってきましたが、アドリブとは音楽で会話を楽しむことです。
それを忘れずにひとつずつ身につけていけば、必ずアドリブで人を感動させることが出来るようになります!!

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