ギターは難しい。だから楽しい。
ギターは他の楽器と比べると値段も手頃で、サイズも小さく置き場所にも困りません。
手軽にはじめられる楽器として根強い人気を誇っていますが、誰でも弾けるようになるものなのでしょうか?実はめちゃくちゃ難しい楽器なのでしょうか?
「ギターを始めたけど難しい…」
「ギターを弾いてみたいけど難しそうだから一歩踏み出せない…」
ギター講師として20年のキャリアを持つ筆者が、そんなお悩みにお答えしていきます。
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ギターは難しい楽器?驚きの挫折率
まず、ギターは難しい楽器です。
その証拠に、世界的ギターメーカーであるフェンダー社が行った調査によると、ギターを新しく始めた人の90%が1年以内に挫折しているというのです。
1年以内に90%ですよ?!
驚きの挫折率です。
もし、ギターが簡単な楽器だったらこれほど高い挫折率にはなっておらず、多くの人がギターを楽しみ続けていることでしょう。
なぜギターは難しいのでしょうか
フェンダー社が行った調査の主語にあたる「ギターを新しく始めた人」は「はじめてギターを買った人」と同じ意味合いになるので、どの程度のモチベーションでギターを始めたかは定かではありません。
「好きな曲をギターで弾き語りしたい!!」
「あの名曲のギターソロを弾けるようになりたい!!」
「憧れのバンドのギタリストみたいにかっこよくギターを弾きたい!!」
といった高いモチベーションで始める人もいれば
「とりあえずギターでもやってみようかな」
「そんなに高くないからとりあえず買ってみよう」
「家のインテリアとして飾ってもいいかな」
のようにふわっとした動機で始める人もいるでしょう。
気軽にはじめられるから、気軽にやめられるというのも高い挫折率の原因のひとつだと思います。
また、技術的な面からギターの難しさをみると、いちばんのポイントは「両手で弾く」ことにありす。
ピアノの場合、「ド」の位置を指で押さえれば「ド」の音が出ますが、ギターの場合、
①5弦の3フレットを左手の指で押さえる
②右手で5弦をピッキングする
という2つの動作を同じタイミングでできてはじめて音が出ます。
初めてギターを触る人にとって、左右の手を別々に動かしながら弾くというギターの基本動作自体が難しい理由なのです。
多くの人がつまずくポイント
ギターは、最初から両手を使って弾くから難しいのですが、多くの人はこの第一関門は乗り越えていきます。
第一関門を乗り越えた後に待ち構える、いちばん有名な挫折ポイントは「Fコード」です。
「Fが押さえられなくて挫折した」という話はギター経験者あるあるの代表です。
ギター初心者のゆく手を拒む最大の関門「Fコード」をきれいに鳴らすためには、4つのコツがあります。 オンラインギターレッスンのTHE POCKETを運営する筆者が、20年以上のギター講師経験の中で伝えてきた、Fをきれいに、簡単に鳴らすためのコツと練習方法を包み隠さずお伝えしていきます。 ...
なんとかFも攻略して、自分の好きな曲にチャレンジしていてもつまずく人はたくさんいます。
その理由は「上達を実感できない」です。
「いくら練習しても弾けるようにならない」
「楽譜の通り弾いているけど何か違う」
理想と現実のギャップに打ちのめされてしまうパターンです。
この状態が続くと徐々にモチベーションが下がり、気がつくとギターが部屋の隅っこに追いやられ、最後にはクローゼットに収納されてしまいます。
このように、「弾けない」や「上達しない」といった技術的な問題がモチベーションの低下につながってしまい、最終的には挫折という流れになっています。
どうすれば弾けるようになるのか
では、どうすれば難しいギターを挫折せず弾けるようになるのでしょうか?
唯一の正解は
「適切な目標設定と、目標までの正しい道を一歩ずつ進むこと」
です。
どういうことか?
適切な目標とは、自分のレベルにあった目標です。
「〇〇という曲を弾きたい」が目標の場合、その〇〇は今の自分が達成可能な目標かどうかを見極める必要があります。
初心者の方がTommy Emmanuel(トミー・エマニュエル/アコギの神様とも呼ばれる達人)の曲を弾きたいといっても無理です。
(こちらはトミー・エマニュエルの演奏ですが、上級者でも無理です…)
初心者でもチャレンジできる簡単な曲からはじめましょう。
目標が決まれば、そこへたどり着くための道筋をみつけます。
「〇〇という曲を弾きたい」が目標の場合、どのような練習を、どのような順番で行うと辿り着けるのか考えます。
その道筋が分かれば、あとは一歩ずつ前に進めるよう練習を積み重ねていきます。
初心者向けの教則本はこの辺りを徹底的に考えて作られているので、最初から順を追っていくことで徐々にギターが弾けるようになっています。
また、ギター教室でレッスンを受ける意義もここにあります。
講師がいっしょに目標の設定を手伝ってくれ、その道筋(練習方法)も示してくれます。
また、つまずきそうになった場合は迂回路を探してくれたり、手を持って引っ張り上げてくれたりもします。
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登山をはじめる場合も、いきなりエベレストを目指すのではなく、裏山を目指します。
その裏山も木々をかき分けて登るのではなく、人が通れる道を一歩ずつ登っていきます。
そうすることで必ず目標が達成でき、次の目標へと進んでいくことができるのです。
ギターは難しいけど、最高に楽しい楽器
ギターは難しい楽器ですが、正しいやり方で続けていれば必ず弾けるようになります。
また、一度弾けるようになると一生涯楽しむことができ、お金もそれほどかからない楽器です。(かけようと思うといくらでもかけられますが…)
手軽にはじめられて、一生楽しめる。
ギターは本当に素晴らしい楽器であり、楽しみです。
せっかくギターに興味を持ったのであれば、ここであきらめず次の一歩を踏み出してください。
簡単ではありませんが、最高に楽しい音楽生活があなたを待ち構えていることでしょう!!
ギターをおすすめする理由は他にもたくさんあります!
40代、50代のあなたは今、、ふとした瞬間に10年後、20年後の自分の姿に不安を覚えることもあるでしょう。 これからも続く長い長い人生で、自分のために没頭できる趣味をはじめなくてはと。 大人の趣味としてギターをおすすめする理由をお伝えしていきます。 一生続けられる趣味をお探しのあなたの参考...