ギター歴1ヶ月でも弾ける?!おすすめ入門曲【アコギ編】
ギター初心者の方にとって、最初にチャレンジする1曲はとても大切です。
モチベーションを上げるためには好きな曲にチャレンジすることがベストなのですが、あまりにも難しい曲だといつまでたっても弾けるようにならず、挫折につながる原因にもなります。
この記事では、オンラインギターレッスンのTHE POCKETでギターを初めて、1〜3ヶ月目の生徒さんが実際にチャレンジしてきた曲の中から、アコギ初心者におすすめの入門曲11曲を厳選してご紹介していきます。
今回取り上げた曲は、基本的にFやBmといったセーハコードを使わずに弾けるので、初心者の方でもチャレンジしやすくなっています。
また、演奏のポイントやピッキングのストロークパターンなども、極力シンプルなバージョンでご紹介していきますのでぜひ挑戦してみてください!
エレキギター初心者におすすめの楽曲はこちらの記事でご紹介しています。
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日曜日よりの使者 / ↑THE HIGH-LOWS↓
【おすすめポイント】
たった3つのコードと超シンプルなストロークで弾けてしまうのに、聞く人の心を揺さぶる名曲です。
3フレットにカポタストを取り付けることで、A D Eという3つのオープンコードだけで弾けてしまいます。
カポタストの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。
ストロークは「ダウン / ダウン・アップ / ダウン・アップ / ダウン・アップ」というシンプルなパターンで弾いてみましょう。
また、この弾き方に慣れてきて余裕が出てきたらカポタストを外してC F Gのコードでも弾いてみましょう。
セーハコードのFが出てきますが、こちらの記事で紹介しているFの押さえ方のコツを参考にチャレンジしてみてください。
Happy Birth Day
【おすすめポイント】
誕生日会の定番曲です。
ギターを弾くなら必ず覚えておきたい曲ですね。
この曲も「日曜日よりの使者」と同じくA D Eのコードで弾くことができます。
ただ、リズムが3拍子なので惑わされないように注意が必要です。
この曲のストロークや弾き方のポイントは、こちらの記事で詳しく解説しています。
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Stand By Me / Ben E King
【おすすめポイント】
映画「スタンド・バイ・ミー」の主題歌としても有名な、1961年に発表された名曲です。
ジョン・レノンなど数多くのアーティストにもカバーされています。
カポタストを2フレットに取り付けることで、G Em C Dという4つのオープンコードのみで弾くことができます。
また、この曲はAメロとサビというシンプルな構成なうえに、Aメロとサビが同じコード進行なので、8小節のコード進行が弾けると1曲を通して弾けてしまいます。
ストロークは真ん中に空ピッキングが入ったパターンですが、多くの曲で使われるパターンなのでぜひ覚えておきましょう。
(タイ、(ア)で書かれた部分が空ピッキング。ピックを弦に当てずにダウンストロークの動きをします)
ストロークの譜面の読み方や空ピッキングの詳しい解説はこちらの記事を参考にしてください。
「曲名 + コード」と検索するとどんな曲でもすぐに、歌詞とコードが掲載されたサイトが出てきます。 コードは押さえられたけどどんな伴奏をすればいいのか?結論から言うと、 「曲をよく聞いてそのリズムと雰囲気に合ったパターンで弾く」 となるのですが、慣れないうちはこれがなかなか難しいものです。 今...
カポタストを付けずに弾くとA F#m D Eというコード進行になり、セーハコードのF#mが出てくるのですが、慣れてきたらステップアップのためにもカポなしでチャレンジしてみてください。
コードの押さえ方はこちらの「スマホでみやすいコード表」が参考になります。
Knockin’ on Heaven’s Door / Bob Dylan
【おすすめポイント】
1973年にリリースされたボブ・ディランの名曲です。
G D Am C という4つのオープンコードのみで弾けてしまい、さらにはカポタストも不要です。
テンポはゆっくりですが、右手のストロークが16分音符を刻んでいるので少し忙しく感じるかもしれません。
まずはコードチェンジなしで何度も練習して、ストロークパターンを体に覚え込ませるところから始めてみましょう。
ワンダフルワールド / ウルフルズ
カポなし | 主要コード:5個 |
無料楽譜 | 有料楽譜 |
【おすすめポイント】
サム・クックの名曲「Wonderful World」をウルフルズがカバーしたバージョンです。
心に響く素晴らしいメロディーで、コードチェンジもストロークもゆったりなのではじめての弾き語りに最適です。
Stand By Meでも出てきたG Em C Dの4つのコードにAコードがプラスされています。
ギターの基本中の基本と言えるコードばかりなので、必ず覚えておきたいですね。
ストロークもStand By Meと同じ空ピッキングありのパターンで弾けてしまいます。
いいんですか? / RADWIMPS
【おすすめポイント】
原曲はロックにレゲエ風味が加わった爽快なリズムが特徴です。
4フレットにカポタストを取り付けることで、基本的にはこれまでにご紹介したG C D Emの4つのコードだけで弾けてしまいますが、2コーラス目のサビ終わりではセーハコードのFコードが1回だけ出てきます。
しかし、ここではFのパワーコードで代用しても原曲のイメージを損なわないので、こちらのコードを使いましょう。
(パワーコード=1度と5度だけからなるロックでよく使われるコード)
ストロークはシンプルな16分音符のパターンなのですが、ハネたリズムが特徴です。
ハネたリズムで弾くためには曲をよく聞いて雰囲気を覚えることと、下の楽譜に書かれているリズムを口ずさみ「タッカ」という部分を意識しながら練習してみましょう。
愛を伝えたいだとか / あいみょん
【おすすめポイント】
前に前に進んでいく疾走感のあるリズムが特徴となる曲。
カポタストを2フレットに取り付け、Cmaj7 B7 Em7 G A7といった複雑な名前のコードで弾いていきます。
しかしこれらのコードは名前こそややこしいですが、押さえ方はとてもシンプルなので初心者の方にもおすすめです。
ギターのストロークでこの疾走感を表現するためには、楽譜に書かれたアクセントをしっかりと表現することが大切です。
アクセントを表現する場合、アクセントをただ強く弾くだけでなく、それ以外の場所を弱く弾いてアクセントの部分を目立たせるイメージで弾いてみましょう。
We Are Never Ever Getting Back Together / Taylor Swift
【おすすめポイント】
テレビ番組「テラスハウス」でも使われており、聞き覚えのある人も多いのではないでしょうか?
コードはCadd9 G Dsus4 Em7 の4つで、コード進行も1曲を通してほぼ変わらないのですが、曲の展開とリズムがかっこいい曲です。
まず、コードの押さえ方を見てみましょう。
コード名は長いですが、押さえ方はシンプルです。
そして注目は、最初の3つのコードはすべて1、2弦の3フレットが共通しているという部分です。
この部分では小指で1弦3フレット、薬指で2弦3フレットを押さえたままにしておき、人差し指と中指だけを動かしてコードチェンジをしていきます。
原曲ではアルペジオが使われていますが、ストロークでリズムを強調して弾いてみましょう。
ヒカリへ / miwa
【おすすめポイント】
押さえやすいコードと軽快なリズムで、初めての弾き語りにもおすすめの1曲です。
曲の冒頭とAメロで出てくるCadd9 Gは「We Are Never Ever Getting Back Together 」でも使った押さえ方で弾くと、より簡単に原曲の雰囲気に近づきます。
ストロークはこちらのパターンで弾いて軽快なリズムを表現してみましょう。
最後の部分の「タンタカ」では、右手がそれまでの倍の速さで動くことになります。
こちらのパターンが難しい場合、先ほどご紹介したStand By Me、ワンダフル・ワールドと同じパターンで弾いても十分に曲の雰囲気は再現できます。
また、この2つのストロークパターンを曲の展開に合わせて使い分けるとメリハリの効いた演奏になります。
Wonderwall / Oasis
【おすすめポイント】
イギリスのロックバンド、オアシスの代表曲のひとつ。
シンプルなコード進行ながらドラマチックな展開が魅力の名曲です。
Em7 G Dsus4 A7sus4 Cdd9 5つのコードで曲のほとんどが弾けてしまうのですが、その5つのコード全てで1、2弦の3フレットを押さえっぱなしにしています。
そうすることで曲の中に統一感と独特な浮遊感が生まれるという、ギターでよく使われるコードアレンジになっています。
ご紹介したリンク先(無料楽譜)のコードと表記名が一部異なりますが、最初のアルファベットだけをみて
こちらで紹介しているコードに読み替えて弾いてみてください。
ストロークは16分音符主体ですが、シンプルなものなので慣れてしまえば違和感なく弾けるようになります。
荒井由実 / 卒業写真
ユーミン(荒井由美/松任谷由美)さんの名曲です。
ユーミンの曲はコード進行が複雑で、ギターで弾く場合どうしても難易度が高くなってしまいます。
この曲でも4和音や分数コードという難しいものがたくさん使われていますが、それが逆にセーハコードを使わずに弾ける要因となっている曲です。
それでも主要コードが10個も出てくるので大変ですが、誰もが知っている名曲を弾きたい、ユーミンが大好きという方にはおすすめです。
コードが多く左手が大変になるので、ストロークは極力シンプルなバージョンで弾いてみましょう。
まとめ
セーハコードを使わずに弾ける、アコギ初心者におすすめの練習曲を11曲ご紹介しました。
アーティスト名 | 曲名 | カポ | 主要コード数 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
---|---|---|---|---|---|
THE HIGH-LOWS | 日曜日よりの使者 | 3カポ | 3個 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
定番曲 | happy birth day | なし | 3個 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
Ben E King | stand by me | 2 | 4個 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
Bob Dylan | Knockin’ on Heaven’s Door | なし | 4個 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
ウルフルズ | ワンダフルワールド | なし | 5個 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
RADWIMPS | いいんですか? | 4 | 4個 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
あいみょん | 愛を伝えたいだとか | 2カポ | 6個 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
Taylor Swift | We Are Never Ever Getting Back Together | なし | 4個 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
miwa | ヒカリへ | なし | 6個 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
Oasis | Wonderwall | 2 | 5個 | 無料楽譜 | 有料楽譜 |
練習の流れとしては、
- 曲を何度も聞いてメロディーを覚える
- コードの押さえ方を練習する
- 曲をよく聞いてコードチェンジのタイミングをつかむ
- ストロークのパターンを練習する
- AメロやBメロといったパートごとに練習する
- 曲に合わせて弾いてみる
- 歌いながら弾く練習をする
がおすすめです。
最初にしっかりと曲を頭に入れておくことで、後の練習がスムーズになります。
また、最初はコードチェンジが上手く行かないかもしれませんが、こちらの記事などを参考にしながらじっくりと練習してみましょう。