ギタリストの小指のばたつきをなくす3つのトレーニング

上級者向け, 中級者向け

上手いギタリストの手もとを見ると、その運指に無駄がないですよね。
まずはこちらの映像をご覧ください。

John Scofield

このギタリストはジョン・スコフィールドというジャズ、フュージョン系のギタリストです。
演奏ももちろん素晴らしいのですが、注目してほしいのはその無駄のない運指です。
どんなフレーズやコードを弾く場合でも左手の4本の指が指板上から離れず、いつでもすぐに弦を押さえられるようとても近い位置で待機しています。

きれいな運指のポイントのひとつは弦を押さえていない指の扱いです。
弦を押さえていない指が指板から大きく離れてしまうと見た目にも指がばたついて見栄えが悪くなり、押弦のタイミングがずれるなど演奏にも悪影響が出てしまいます。
そこで、今回は指のばたつきを矯正する練習方法をご紹介します。

exercise-1

指がばたつく最も大きな原因は小指と薬指がうまくコントロールできない点にあります。そんな小指と薬指を鍛えるトレーニングから。
下の譜例をゆっくり弾いて、弦を押さえていない指が無駄に弦から離れていないか確認して下さい。
(タブ譜の上の番号は左手の指使いを表しています。1=人指し指、2=中指、3=薬指、4=小指)
運指1

こういった練習をする時は目的をはっきりさせるとより効果的です。
今回の目的は速く弾く事ではなく、指のばたつきをなくす事です。

exercise-2

先ほどのエクササイズでもなかなか指のばたつきが解消できないという方はこちらもやってみましょう。

運指2

ただ弾くだけでは簡単なフレーズですが、小指を1弦の10フレットに固定して行って下さい。
なかなか言う事をきいてくれない小指を強制的に固定させる練習です。何があっても小指は1弦の10フレットから離さないで下さい。

exercise-3

こちらにもチャレンジしてみましょう。

運指3
薬指を1弦の9フレットに固定させます。

なかなか思い通りに弾けないと思いますが、ゆっくりと根気よく続けて下さい。必ず効果が現れます。
練習を続けていて腕が痛いという方は、不要な力が入ってしまっている証拠です。腕が痛くならないよう力を抜くことも意識して下さい。

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